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大毅の相手・オルティアーヌは“ナゾ男”

 大毅のポスターを手に不敵な笑みを浮かべるオルティアーヌ=東京・江戸川の勝又ジム
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 大毅のポスターを手に不敵な笑みを浮かべるオルティアーヌ=東京・江戸川の勝又ジム

 「WBA世界フライ級タイトルマッチ」(26日、さいたまSA)

 王者・亀田大毅(亀田)に挑戦する挑戦者シルビオ・オルティアーヌ(ルーマニア)が22日、東京・江戸川区の勝又ジムで公開練習を行い、謎の行動で手の内を隠した。ジムに到着後、すぐに縄跳びを行い、シャドーボクシングに移ったが、少し体を動かして終了。時間にしてわずか5分程度しか練習せず、偵察に訪れた亀田陣営を拍子抜けさせた。

 世界初挑戦のオルティアーヌに関しては当初から謎が多かった。20日の予備検診当日に来日。ボクシングの経歴についても明確な記録がなく、この日初めてアマチュア経歴が明らかになった。自己申告によると、16歳からボクシングを始め、アマチュアで100戦以上こなし、ルーマニアの国内大会で2度、優勝したという。

 二つ目の謎は国籍だった。当初、亀田ジムは所属をルーマニアと発表し、一方の日本ボクシングコミッション(JBC)はスペインと発表。実際、オルティアーヌの国籍はルーマニアで、スペインのボクシング連盟に所属しているためJBCはスペインと発表し、混乱を招いた。

 三つ目の謎は名前だ。これも当初の発表ではオルティーヌだったが、21日にJBCからオルティアーヌへの変更発表があり、この日、亀田ジムからも同様の発表があった。練習を5分で切り上げたオルティアーヌは「これ以上は必要ないからやめた。世界戦に特別な意識はない。勝つのは私だ」と不敵な笑みを浮かべながら宣言した。

(2010年12月22日)

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