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■ 秋田のニュース:北斗星
北斗星(12月20日付)
ことし10月、東京・六本木ヒルズで開催された東京国際映画祭で、台湾代表団が「中国台湾」を名乗るよう中国側に要求され、開幕式参加を断念する騒動があった
▼台湾各紙は、映画祭のシンボルであるグリーンカーペットを歩けずに涙する女優の写真を載せ「中国が圧力」と一斉に報じた。中国政府は「当事者間の意思疎通不足が原因である」と淡々と分析した
▼今年は国際社会で中国の威圧的な姿勢がとみに目立った。民主活動家の劉暁波(りゅうぎょうは)さんへのノーベル平和賞授与をめぐる対応は、その最たるものだ。ノルウェーには「選ぶな」と圧力をかけ、それがかなわないと、授賞式への劉氏関係者の出席どころか各国にも「出るな」と呼び掛ける始末
▼国民の蛮行も目立つ。韓国沖の黄海で不法操業中の中国漁船が韓国海洋警察の警備船に衝突、沈没した。漁船乗組員は取締中の警察官に鉄パイプで殴り掛かったという。沖縄県尖閣諸島沖の事件でもそうだったが、この国で尊重されていたはずの「礼」はみじんも感じられなくなった
▼中国の軍事動向を「地域・国際社会の懸念事項」と明記した日本の新防衛計画大綱に反発を強めているようだ。個別の国が国際社会を自認してつべこべ言うな、ということらしい
▼空母建造など海軍力を増強させ、活動範囲を太平洋にまで広げている自国のことは棚に上げてである。おごりを捨て、中国自身が「個別の国」であることを自覚すべきだ。狭量なナショナリズムは国際協調の妨げだ。
(2010/12/20 09:49 更新)
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