ホーム > ニュース一覧 > 2010年12月22日
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滋賀県守山市のアパートで同県草津市の奥村尚代さん(24)が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された元交際相手の井ノ口義一容疑者(36)が「殺すつもりで17日午前、ナイフを持ってアパートに行った」と供述していることが22日、守山署捜査本部への取材で分かった。
捜査本部によると、司法解剖の結果、奥村さんの死亡推定時刻は17日正午ごろ。18日朝に大阪府高槻市の飲食店駐車場で見つかった井ノ口容疑者の車の中にあった果物ナイフと衣服に付着していた血液は、奥村さんの血液と一致したことも分かった。
捜査本部は、井ノ口容疑者がこの果物ナイフで奥村さんを殺害し、着ていた衣服とともに車内に残したとみている。
事件後の足取りについて井ノ口容疑者は、新大阪駅から新幹線で博多駅まで行ったと説明。「ビジネスホテルなどに宿泊していた」と話し、21日に福岡市内の交番に出頭した時の所持金は約6千円だった。
出頭時は携帯電話を2台所持。うち1台は奥村さんのものと話している。会員制交流サイト「mixi(ミクシィ)」に17日午後4時前、奥村さんと同姓同名の書き込みがあったことが分かっており、捜査本部は、井ノ口容疑者が奥村さんの携帯電話を使って偽装工作を図った可能性もあるとみて慎重に調べている。
2台のうちもう1台と、車内にあった携帯電話は井ノ口容疑者のものという。
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