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【海保職員「流出」】保安官は懲戒後に依願退職 長官は減給、海保が24人処分

2010.12.22 18:33
このニュースのトピックス尖閣諸島問題
神戸海上保安部が入る合同庁舎を出る一色正春海上保安官=22日午後5時9分、神戸市中央区神戸海上保安部が入る合同庁舎を出る一色正春海上保安官=22日午後5時9分、神戸市中央区

 沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突をめぐる映像流出事件で、海上保安庁は22日、映像をインターネット上に流出させた神戸海上保安部の一色正春・海上保安官(43)を同日付で停職1年の懲戒処分とするなど、計24人の懲戒・内規処分を発表した。海保は一色保安官が提出していた辞職届を受理。一色保安官は依願退職となった。

 警視庁が国家公務員法(守秘義務)違反の疑いで一色元保安官を書類送検したのを受けて発表。馬淵澄夫国土交通相は、海保内の情報管理体制に不備があったとして鈴木久泰長官を減給1カ月(10分の1)の懲戒処分とし、自らも給与の10分の1を国庫へ自主返納する。

 処分の内訳は、懲戒処分が停職1人、減給1人、戒告4人。内規による処分は訓告12人、文書による厳重注意6人。

 海保ナンバー2の次長と一色元保安官が勤務していた巡視艇「うらなみ」の船長に加え、映像を海上保安大学校(広島県呉市)の共有フォルダー上でやりとりした際に削除を怠り、流出のきっかけをつくった海保大の職員と第11管区海上保安本部(那覇市)の職員が、それぞれ戒告処分。

 一色元保安官が所属していた第5管区海上保安本部(神戸市)や神戸海保の所属長らについては、訓告の内規処分とした。

 一色元保安官の処分については、免職とするか停職に留めるべきかで調整が難航したが、映像の秘密性に疑問があり金品の見返りなどもなかったことから、最終的に免職には相当しないと判断した。

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神戸海上保安部が入る合同庁舎を出る一色正春海上保安官=22日午後5時9分、神戸市中央区
報道陣に囲まれ庁舎を出る、国家公務員法の守秘義務違反容疑で書類送検された一色正春海上保安官(中央)=22日午後5時9分、神戸市中央区の神戸海上保安部
報道陣に囲まれ庁舎を出る、国家公務員法の守秘義務違反容疑で書類送検された一色正春海上保安官(中央)=22日午後5時9分、神戸市中央区の神戸海上保安部
大五管区海上保安本部から出て記者に囲まれる一色正春・海上保安官=22日午後、神戸市中央区(甘利慈撮影)
大五管区海上保安本部から出て記者に囲まれる一色正春・海上保安官=22日午後、神戸市中央区(甘利慈撮影)

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