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最終更新:2010年12月22日(水) 12時22分

外務省、核密約など外交機密文書を公開

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 外務省は22日、沖縄返還交渉や沖縄への核の持込みを認めた日米間の密約に関連する外交文書などを一般公開しました。

 外交史料館で一般公開されたのは、1972年の沖縄返還交渉などに関連する外交文書のファイル291冊です。

 文書の中には、日米安保条約改定や沖縄返還の際に、アメリカによる日本への核の持込を認めたいわゆる「核密約」に関連する極秘扱いの文書も含まれています。

 沖縄返還交渉時の日米間の密約に関する機密公電を、新聞記者が外務省職員から入手した「外務省機密漏えい事件」に関しては、国会での想定問答などが公開されました。

 しかし事件そのものについては目録に「文書なし」と書かれており、公開されたものには含まれていませんでした。

 外務省では作成から30年が経過した外交文書を原則公開することにしており、公開は今回で3回目となります。(22日10:25)