2010年12月22日10時21分
自動音声ガイダンスで、身に覚えのないクレジットカードの未払い料金を請求する不審電話が大阪府内の高齢者宅に相次いでかかっている。府警によると、これまで被害の報告はないが、今月だけで約70件(21日現在)の通報が集中した。いずれも大手都市銀行やカード会社を装った振り込め詐欺の電話とみられ、府警は「怪しいと思ったら支払う前に相談を」と注意を呼びかけている。
捜査2課によると、今月8日、大阪市内の70代の女性宅に電話がかかり、自動音声で「クレジットカードの未決済が49万5千円あります」と告げられた。その後、指示通りにダイヤルを押すと、オペレーターにつながり、海外の電話番号を伝えられ、銀行へ行くよう指示されたという。不審に思った女性は近くの交番に相談した。電話は大阪市内が大半で、請求金額は40万円台が多かったという。