「WBA世界Sフライ級タイトルマッチ」(23日、大阪府立体育会館)
久高寛之(仲里ATSUMI)が、王者の“オーラ”にのまれた。21日、大阪市内のJBC関西事務局で予備検診が行われ、カサレスと初対面。「予想通り強そうなチャンピオンでしたね」とタジタジで、会話どころか「目も合わせてません」と圧倒された。
一方のカサレスは「普通。ベビーフェースだね」と、余裕たっぷりに挑戦者を見下した。この発言にも、久高は「自分でも童顔だと思うんで」と苦笑いを浮かべるだけ。“前哨戦”は王者の完勝に終わった。ただ本当の勝負はこれから。「落ち着いて自分のボクシングをするだけ」と、王座奪取へ気合を入れ直した。