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【プロ野球】

G長野 プロスポーツ大賞授賞式 来季は「1試合1安打」

2010年12月22日 紙面から

2010年日本プロスポーツ大賞の最高新人賞に選ばれ受賞の喜びを語る巨人の長野久義=東京都港区のグランドプリンスホテル新高輪で

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 「第43回 内閣総理大臣杯 日本プロスポーツ大賞」の授賞式が21日、東京都内のホテルで行われた。プロ野球界からは殊勲賞に史上初のシーズン3位からの日本一を果たしたロッテ、最高新人賞にセ・リーグ新人王に輝いた巨人・長野久義外野手(26)、功労賞にロッテ・西村徳文監督(50)がそれぞれ選ばれた。大賞には横綱白鵬(25)、殊勲賞にサッカー日本代表、ゴルフの宮里藍(25)も選ばれた。

 1日1本。巨人・長野が来季の目標を「全試合安打」に設定した。ルーキーイヤーの今季は128試合に出場して長嶋茂雄の14度に次ぐ13度の猛打賞を記録したが、途中出場も含めて無安打が57試合もあった。固め打ちよりも安定感と殊勲打。大事な場面での1本1本を積み重ね、チームを優勝に導く。

 「今年はノーヒットの試合が多くて、チームに迷惑をかけてしまった部分がある」。強烈な印象を残す殊勲打はあった。しかし、それ以上に快音が響かない日が多かったことも事実。特に得点機で大事な1安打が出なかったことが今季最大の反省点だった。

 もちろん、安打が1本出ると止まらないのは長野の特長でもある。今季のマルチ安打40試合は、35試合だった阿部をもしのぐ。この爆発力に安定性と勝負強さが加われば怖いものはない。長野がクリーンアップ級の打者に成長することは、「チームの勝利、日本一に貢献したい」という目的の達成にも近づくことにもなる。

 この日の表彰式には今年のプロスポーツ界のナンバーワンルーキーとして出席。「まさかこんな素晴らしい賞を取れるとは思っていなかった。この賞に恥じないように来季も頑張りたい。(抱負は)チームが優勝することが一番です」と決意を新たにした。表彰ラッシュの中でも、今オフには腹筋と体幹を強化してきた。勝負の2年目。戦いはもう始まっている。 (井上学)

 

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