京都府舞鶴市で08年5月に起きた女子高生殺害事件の初公判を前に、被害者・小杉美穂さん(当時15歳)の母親(40)が20日、代理人の弁護士を通じ、心境をつづった手記をマスコミ各社に配布した。母親は「毎日がもどかしい日々でしたが、しっかりした審理をしていただくためだと思って過ごしていました」などと記している。
手記はA4判の紙1枚にパソコンで打たれ、最後に自署している。事件内容については「正確に知らない状況にあり、まだ何もコメントすることはできません」と書いている。
事件で殺人と強制わいせつ致死の罪に問われた中勝美被告(62)の初公判は21日午前10時に京都地裁で開廷の予定。地裁は被害者参加制度に基づき母親の出廷を認める決定を出している。【古屋敷尚子】
毎日新聞 2010年12月21日 2時45分