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Twitter Send 2010/12/21 10:37 KST
新概念3Dテレビ、LG電子が来年1〜3月期に発売


【ソウル21日聯合ニュース】LG電子は来年1〜3月期、子会社のLGディスプレーが開発した次世代三次元(3D)対応液晶パネル「FPR(Film−type Patterned Retarder、フィルムパターン偏光メガネ方式)」を採用した新概念3Dテレビを発売する。これを皮切りに5〜6モデルを相次ぎ発売し、サムスンとソニーがリードする3Dテレビ市場でシェアを広げる考えだ。

 LGディスプレーが開発したFPR方式の3D液晶パネルは、フルハイビジョン(フルHD)級の画質を再現し、サムスン、ソニーが採用するシャッターメガネ方式の問題点に挙げられていた、ちらつき現象とクロストーク(左目用と右目用の映像が交ざり合う現象)をなくした。偏光メガネ方式最大の弱点だった価格も、系列会社のLG化学が開発した廉価なフィルムを使用することで解決。シャッターメガネ方式より安価に供給できるようになったと、LG側は説明している。

 LG電子の3Dテレビラインナップは、来年下半期ごろには6対4または7対3の割合で、偏光メガネ方式が主力になる見通しだ。同社関係者は、3Dテレビ市場の標準をめぐり、シャッターメガネ方式と死活をかけ争うことになると話した。

 一方、サムスン電子関係者は、偏光メガネ方式の3Dテレビは画質がシャッターメガネ方式に劣るとし、技術への最終判断は消費者が下すことになると話している。

komatsu@yna.co.kr