新概念3Dテレビ、LG電子が来年1〜3月期に発売
LGディスプレーが開発したFPR方式の3D液晶パネルは、フルハイビジョン(フルHD)級の画質を再現し、サムスン、ソニーが採用するシャッターメガネ方式の問題点に挙げられていた、ちらつき現象とクロストーク(左目用と右目用の映像が交ざり合う現象)をなくした。偏光メガネ方式最大の弱点だった価格も、系列会社のLG化学が開発した廉価なフィルムを使用することで解決。シャッターメガネ方式より安価に供給できるようになったと、LG側は説明している。
LG電子の3Dテレビラインナップは、来年下半期ごろには6対4または7対3の割合で、偏光メガネ方式が主力になる見通しだ。同社関係者は、3Dテレビ市場の標準をめぐり、シャッターメガネ方式と死活をかけ争うことになると話した。
一方、サムスン電子関係者は、偏光メガネ方式の3Dテレビは画質がシャッターメガネ方式に劣るとし、技術への最終判断は消費者が下すことになると話している。