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旧広島市民球場:解体工事、本格的に始まる

重機を使った取り壊しが始まった旧広島市民球場=広島市中区で2010年12月20日、寺岡俊撮影
重機を使った取り壊しが始まった旧広島市民球場=広島市中区で2010年12月20日、寺岡俊撮影

 広島東洋カープの本拠地として長年親しまれ、今年9月に53年の歴史に幕を閉じた旧広島市民球場(広島市中区)の解体工事が20日、本格的に始まった。

 グラウンド内に大型重機3台が運び込まれ、既に座席部分が取り外された一塁側内野スタンドから取り壊し作業が始まり、建設当時に盛った土の基礎部分が姿を現していった。

 広島市は今年度中に、一塁側とバックネット裏部分を解体、11年度中に永久保存される右翼スタンドの一部を残して解体を終え、13年春までに緑地広場などを整備する予定。

 旧球場の解体を巡っては、市民団体が広島地裁に解体差し止めを求める訴訟を起こしている。【寺岡俊】

毎日新聞 2010年12月20日 17時54分(最終更新 12月20日 17時59分)

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