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2009年4月

2009/04/27

キューバの生活基盤

電気
停電が多く、一旦停電すると街じゅうが真っ暗になってしまい慣れない日本人は道を歩くこともできなくなるので、夜の外出は避けるべきだ。出発前に集めた情報の中に、このようなものがあった。しかし実際にはCubaに滞在した24日間、一度も停電には遭わなかった。激しい雷雨の夜もあったが、それでも停電はしなかった。状況はずいぶん改善されているようで、電気に関しては心配する必要はないだろう。

水道
断水が多いという情報もあった。確かに街中で給水車を見かけることも珍しくなかったし、参加したツアーでの昼食が断水のために遅れたこともあったが、宿泊したホテルでは断水には遭わなかった。ただし水道の水は飲めない。一流ホテルでも蛇口のそばに、飲めない、との表示がある。歯磨き時のうがいは水道水で行って問題はなかったし、その際にも特に妙な味や臭いはしなかったのだが。

道路
車道は、よほどの田舎道でない限りは舗装されている。しかし舗装は痛みが激しく、穴やくぼみも多いのでバスなどに乗っていても揺れや振動がひどい。歩道でも舗装がはがれていたり側溝の蓋が割れているところがあったり、なかにはマンホールの蓋がないところもあって、ぼんやり歩いていると危ない。夜間は、街灯も非常に暗いので、充分気を付けないと捻挫する危険がある。

治安
以前より悪化しているとのことだったが、危険を感じるような場面はなかった。地方都市はもちろん、Habanaの裏道でも危険は雰囲気は感じられなかった。ただしSantiagode Cubaの夜の裏通りで何となく危険な空気が感じ取られたため、急ぎ足で大通りに移動したことがあった。スペインよりもはるかに安全だと思われた。

トイレ
快適に使えるものは少ないと言わざるを得ない。女性が最も確実に安心して使えるのは、一流ホテルのもの。外国人であれば宿泊者以外でも使うことができるので、街中ではホテルを探すに限る。あとは飲食店などのものを使うことになるが、快適さには程遠いものが多い。入口でチップを要求される場合が多いが、それでも掃除が行き届いていなかったり水が流れなかったりということも珍しくない。

por Andres

2009/04/09

キューバの交通機関(遠距離)

キューバ国内での遠距離移動の手段には、鉄道、バス、飛行機がある。


鉄道は、キューバ人自身も含めてあまり利用されていないようだ。Habana駅でさえもホームに停まっている列車は少なく、待合室も閑散としていた。また地方では貨物列車は走っていても客車は見かけなかった。




遠距離移動手段の中心になっているのはバス。

車両は、中国製(後部に「中国宇通」とある)で外見は悪くないが、中古らしく座席シートはくたびれている。もっと大きな欠点は道路の傷み。道幅は広いところが多いのだが、舗装の傷みがひどい。昼間はそれほど気にならないが、夜行ではガタガタと揺れが激しいためにほとんど眠れなかった。

空路はHabanaと主要都市を結んでいるが、第二の都市であるSantiago de Cubaとの間でも日に1便しかなく、なかなか予約が取れなかった。またIsla de la Juventudという島に行きたかったのだが、満席であきらめざるを得なかった。

Santiago de Cuba空港。国際空港ではあるが、一日の発着が全部で数便。

待合室もこれだけで、地方都市のバスターミナルと大差ない。
搭乗時のチェックは非常に厳しく、待合室に入る時の所持品検査ではPCの電源も入れさせられてWindowsが起動するのを見せなければならず、カバンの中も隅まで点検された。更に乗り込む直前にもう一度検査があった。

レンタカーもあるが、標識や信号が少ない上に見難いので、運転する気にはならなかった。渋滞はHabana市街地でさえもほとんどないのだが。

por Andres

2009/04/06

キューバの交通機関(近距離)

市内・近距離での移動の中心は、旅行者にとってはタクシーが主になる。

タクシーと言っても、乗用車を使った普通のタクシー以外に、「CocoTaxi(ココタクシー)」、「BiciTaxi(ビシタクシー)」がある。


手前の左右2台が普通のタクシーで、屋根の上に「TAXI」の表示がある。メーターの付いたのと無いのとがある。メーター無しの場合は、料金はゾーン制をとっているようで、例えばHabanaでは同一ゾーン内は3CUC、隣接区までは5CUCといった具合。しかし実際にはメーター付きのものも含めてその場の交渉で決められる。

私達も、5CUCを4や3に値切っていたし、市内・空港間では最初は運転手の言い値通り25CUC払ったが、二度目は15CUCまで値切った。


中にはこのような50年代以前の古いアメリカ車を使っているものもある。これは観光客向けなのできれいに整備されて運転手も大切に扱っていた。


中央右の黄色いのがCocoTaxi。料金は普通のメータ無しのタクシーと同じ。客は二人しか乗れず、前方は開いているので雨の時は使えないが、風を切って進むので気持ちが良い。しかし3輪で普通の車と同じスピードを出して走るので、スリルもある。


BiciTaxi(自転車タクシー)。これも二人乗りで、後ろに大きなスーツケースでも一つは積めるようになっている。変速機はついていないので、Habanaのような平坦な街では大丈夫だが、Santiago de Cubaでは急な登り坂の手前で降ろされてしまった。料金はやはり交渉次第。


地方の町では、タクシーよりも馬車の方がたくさん走っている。見習い中だったようで御者が二人いるが、もちろん通常はひとり。客は二人を乗せるものだけでなく、乗合のものもある。料金は車台のプレートに記されているが、やはり交渉可能。


一般のキューバ人はバスを利用することが多い。

これはキューバ名物だった「Camello(ラクダ)」と呼ばれる巨大なトレーラーバス。最近は減ってしまったようであまり見かけなかった。

このような普通のバスが増えているようだ。ただしほとんどのものが超満員で走っているし、バス停には客がたくさん待っているのが日常。路線図もないので、観光客が使うのは現実的ではない。

また、下の写真のようにトラックを乗合バスにしているのもまだ多い。こちらもほとんどが超満員。

以上が公認されている市内交通機関。

公認ではないようだが、オートバイの後ろに客を乗せて運ぶのが、特にSantiago de Cubaでは大量に見られた。

また、白タクもある。私達も一度利用したが、車はガタガタだった。しかもホテルまで乗ったのだが、もぐりの営業がばれるとまずいのだろう、ホテルの玄関に横付けできず、十数メートル離れたところで降ろされてしまった。

値段に大差はないので、実用性からすると普通のタクシーを利用するのが最良の選択だと思う。

por Andres

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