【山口敏太郎からの個人攻撃】

恒例の『たけしのTVタックル年末特番『超常現象スペシャル』の収録の冒頭、山口敏太郎が私に噛み付いてきた。
昨年の同番組での私の発言、『犬がガン（胃がん？）を発見できるわけない』と言ったのが悪いと言う。こんなこと、記憶にもないが当然の発言。
しかし、敏太郎は『アメリカ（？）ではこれを裏付ける論文も出ている』と言って論文らしきものをテーブルに出していた。
そこまではともかくとして、次に彼は何と言ったか。
『文化人類学や医学など、お前の専門以外のことに口出しするな』

ばか言え！、いつ専門以外の学問に口出ししたか！（『犬がガンを見つける超能力がある』などというのは専門的学問とは認めない。）
文化人類学も医学も私は素人だ。口出しなどできるはずもない。しかし、お前たちの、非学問的・非科学的言動には十分口出しできるし、口出しするつもりだ。

犬は口臭で胃がんを嗅ぎ分けるだと？犬はどうしてガンの臭いが分かるのだ？また、犬がガン細胞が分かったことを人間（飼い主）がどうして分かるのか？
乳頭腺がんはワンと一声、いんかん細胞がんならワンワンと二声、カルチノイドがんならワンワンワン三声啼く、とでも言うのか。

念のため私は友人の胃がんの専門家に意見を求めた。彼らもこぞって笑い出して、この『検診犬』をバカにした。
論文が出ている、と敏太郎は言ったがそんな論文など話にならない。多くの論文が出て学会が討論して学会の大勢が認めるに至ってはじめて確立した学問となるのだ。

犬が口臭に敏感に反応するのは当然であろうが、それならもっと科学的に精度の高い“臭いセンサー”を開発して様々な種類のがんの検査に使うことが大事であろう。

敏太郎よ、私に『専門以外に口出しするな』というなら、お前も科学に口出しするな。
幽霊も、背後霊も、超能力も、霊治療もない。これは科学、物理学の真理だ。どこぞの文系出身のお前が口出しすべきではない。