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「河村氏の対抗軸必要」 出直し選出馬意向の石田議員

2010年12月20日13時38分

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 河村たかし名古屋市長の辞職に伴う出直し市長選に立候補する意向を固めた民主党の石田芳弘衆院議員(65)=愛知6区=は20日午前、「河村さんが辞職して市民に信を問う。違う対抗軸を立てないといけない」と記者団に語り、河村市長と対決する意欲を示した。近く立候補要請を受けている同党県連幹部に回答し、正式表明する見通しだ。

 石田氏は20日朝、正式な立候補表明について「僕の心の中ではそういう方向で気持ちは固まりつつあるが、まだ色々な手続きがある。きちっとした場をつくって私の意思を伝えたい」と語り、最終的な調整を進める考えを示した。

 さらに、立候補する理由については「どちらが名古屋市にとって良いのか、幸せなことか。選択肢を提供しないと、市民の皆さんが意思表示できない」と語った。

 民主党県連は石田氏から立候補の回答を正式に受けたうえで、党本部に推薦を求める方針。党本部の岡田克也幹事長は「最終的に推薦を決定するときに、最初から負けると思って出す人はいない」と語り、推薦を決定すれば全力で戦う姿勢を示している。

 民主党による河村市長の対立候補選びは難航してきた。人気の高い河村市長に対抗できる人材がなかなか見当たらず、市議の間には全面対決を避けようとする声もあった。しかし、同党は愛知県知事選に独自候補を擁立。河村氏の政治手法への批判を強めている岡田氏の意向もあり、党として河村市長に全面対決することが固まった。

 出直し市長選には河村市長のほか、市議の杉山均氏(54)が立候補を表明。共産党も擁立作業を進めている。(小林恵士)

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