野球:朴賛浩がオリックス入団へ(下)

朴賛浩が活躍する可能性は?

 韓国の野球専門家は、「朴賛浩は韓国人の右投げ投手としては、依然として最も優れた球威を持った選手だ」と評価する。時速150キロ近いストレートや、17年間にわたる大リーグでの活躍で得た球種や経験は大きな財産だ。

 そのため、救援投手よりも先発投手の方が向いている。オリックスには今季17勝を挙げた金子千尋のほかに確実な先発要員がいない。さらには、これといった救援投手もいないため、朴賛浩がリリーフに回る可能性もある。

オリックスの親会社は日本最大の総合金融グループ、韓国市場進出も視野

 朴賛浩とイ・スンヨプが入団したオリックス・バファローズの親会社は、日本屈指の総合金融サービスグループ「オリックス株式会社」だ。1964年に「オリエント・リース」という名称で設立され、1989年にオリックスへと社名を変更した。

 主な業務はリース・保険・不動産投資・株式仲介など。現在は東京と大阪の2カ所に本社を置き、世界24カ国に系列会社を持つ。2007年には資産が690億ドル(約5兆7700億円)を超え、日本最大の金融グループに成長した。

 オリックスは今年9月、韓国のある貯蓄銀行を通じ韓国市場への進出を図っていると伝えられた。88年10月に阪急ブレーブスを買収後、プロ野球に進出、05年には近鉄バファローズと合併し、現在のチームになった。

高錫泰(コ・ソクテ)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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