野球:朴賛浩がオリックス入団へ(中)

 今季ニューヨーク・ヤンキースから戦力外通告を受け、かろうじてピッツバーグ・パイレーツのユニホームを着ることになった朴賛浩。来年も大リーグにとどまるには、マイナーリーグと契約を結び、春季キャンプで若い選手たちと競い合い、勝つしかなかった。今年10月にアジア人投手最多勝の124勝を達成した今が、大リーグを「去るタイミング」だったということだ。

オリックスの韓国マーケティング

 オリックスは日本のプロ野球界でも人気面で落ちる。ほとんどが赤字を免れないパ・リーグ6球団の中でも、観客数で4-5位というチームだ。このようなオリックスが観客動員の突破口として乗り出したのが、「韓国マーケティング」だ。

 中でもその中核を担うのが韓国野球界最高の人気スター選手、イ・スンヨプと朴賛浩の入団だ。オリックスは在日韓国人が多く住む大阪を本拠地にしており、大阪はソウルから飛行機で1時間半という近さだ。

 今月10日にソウルでイ・スンヨプの入団記者会見を行ったオリックスの村山良雄球団本部長は、「韓国プロ野球に所属している球団だと思っている。大勢の方に大阪へ応援に来てほしい」と語った。

 韓国国内での人気を博すことで、観客動員数アップを図ることが狙いだ。オリックスは既に韓国のテレビ局と来季の試合中継について協議を始めていると伝えられている。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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