20日午前10時20分ごろ、庄原市口和町竹地谷の中国横断道尾道-松江線の建設工事現場で、作業員の綱崎孝二さん(28)=岡山県倉敷市老松町=ら2人が、橋脚の足場を支える鉄筋を解体中、鉄筋ごと約15メートル下に転落。綱崎さんは全身打撲などで即死、他の1人も顔や背中などに大けがをした。
庄原署が事故原因を調べているが、国土交通省三次河川国道事務所管内で同工事を巡り、07年4月の三次市後山町、08年8月の同市三良坂町に次ぎ、3人目の死亡労災事故。21日、藤井堅・広島大大学院工学研究所教授(建設構造工学専攻)が事故原因を調査する。【小原勝】
毎日新聞 2010年12月21日 地方版