野球:朴賛浩がオリックス入団へ(上)

「妻のため」17年間の大リーグ生活に終止符

妻パク・リヘさんは在日韓国人3世

朴賛浩、イ・スンヨプ入団のオリックスは在日韓国人多い大阪が本拠地

朴賛浩はピッツバーグ・パイレーツで、「大リーグにおけるアジア人最多勝投手」という名誉ある記録を残した。彼が選んだ日本は、妻で在日韓国人のパク・リヘさん(右)の実家もあり、適応も早いと見られる。/写真=李泰景(イ・テギョン)記者

 朴賛浩(パク・チャンホ)が17年間の米大リーグ生活に終止符を打ち、日本のプロ野球チーム、オリックス・バファローズに入団することが決定した。オリックスは今月初めにイ・スンヨプが入団した球団で、2000年代の韓国野球を代表するピッチャーとバッターが「同じ釜の飯を食う」ことになった。オリックスは20日、「朴賛浩との入団交渉が合意した。21日午後3時30分に記者会見を行う」と正式に発表した。オリックスの中村潤編成部国際担当マネージャーは、「3週間前から交渉を行ってきた。契約条件は明らかにできないが、韓国のスター選手2人が入団することになりうれしい」と語った。

なぜ日本を選んだのか

 日本を選んだ最大の理由は、家族のためと思われる。朴賛浩は韓国復帰説が流れた際、「一番大切なのは家族の意見。妻も、妻の父も、日本でプレーする姿を見たがっている」と語っていた。

 長年にわたる大リーグ生活で、家族と離れている時間が多かったことも、日本行きを決めた背景にある。妻パク・リヘさんは在日韓国人3世で、日本での生活に大きな支障はない。さらに現実的なことを言えば、大リーグ球団からのオファーが減っていたのも理由の一つだ。

 朴賛浩は帰国後の記者会見で、「大リーグでは3-4球団からオファーをもらったが、わたしは優先交渉対象者ではないため、具体的な話し合いはなかった」と話した。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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