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E5系 こまち連結だと「はやて」
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E5系(手前)とE2系「はやて」。当面はどちらも「はやて」の名称になることも=八戸駅 |
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JR東日本が東北新幹線に来年3月5日から投入する新型車両E5系「はやぶさ」。まず3編成(1編成10両)がデビューし、東京−新青森間を最高時速300キロで走行する。来年秋から徐々に編成を増やし、現行のE2系「はやて」と順次置き換えていくが、当面はE5系でも「はやて」の名称の新幹線が走行しそうだ。背景には、最高時速275キロの秋田新幹線E3系「こまち」との連結運転によるスピード制限という事情がある。
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同社によると、「はやぶさ」の定義は「最高時速300キロ以上で走行する車両」。来年3月に投入する3編成は「こまち」と連結せず単独走行するため、最高時速は300キロ。その後投入されるE5系は、単独走行すれば「はやぶさ」に、「こまち」と連結する場合は時速275キロどまりの「はやて」と、名称が混在することになる。
「こまち」の後継となる320キロ走行可能なE6系が投入されるのは2013年春。それまではダイヤによってE5系の「はやて」が走行し、「はやぶさ」の停車本数がゼロだった七戸十和田駅でも、E5系が停車する可能性がある。
「はやぶさ」の料金は東京−新青森間で1万6870円で、「はやて」より500円高い。これは「高速性や快適な居住性の付加価値分」(同社)だが、E5系の「はやて」乗車なら、あくまで「はやて」料金となる。
E5系は13年春までに50編成以上が投入される予定。E2系との置き換えが完了し、「こまち」も後継のE6系に切り替われば、「はやて」の名称は消えることになる。
同社は、E2系「はやて」が路線によっては「やまびこ」「なすの」の名称になっていることを例示し、将来的にはE5系にも複数の名称が付くことも示唆した。「E」は、JR東日本の「東(イースト)」を表している。
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