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【取手駅バス襲撃】パソコン、携帯電話、所持金もなく…容疑者 県警、動機の解明急ぐ
茨城県取手市のJR取手駅前でバスの中で切り付けられるなどして中高生ら14人が負傷した事件で、殺人未遂容疑で逮捕された同県守谷市本町、無職、斎藤勇太容疑者(27)はパソコンや携帯電話などを持っていなかった可能性が高いことが、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、県警は事件当日の17日夜、斎藤容疑者の自宅を捜索したが、部屋の中にパソコンはなかったという。また、逮捕されたときの斎藤容疑者の所持品はバッグと犯行に使われた文化包丁、服のポケットにあった果物ナイフだけ。所持金は硬貨も含めて全くなく、携帯電話は持っていなかったという。
捜査関係者は「動機の解明が全て」として、他者や外部との連絡、情報収集の手段や痕跡が動機面を探る上でも重要とみている。
斎藤容疑者は動機について「自分の人生を終わりにしたかった」と供述している一方、接見した弁護士には「(動機は)簡単には答えられない」と話し、明確な動機を明らかにしていない。
捜査関係者も「いろいろ言っているけれど、(供述は)揺れている。複合的なものかもしれない」として、犯行までの経緯や直接引き金になった事情があるか調べている。