守山女性刺殺で手配の男　今夏、滋賀県警が事情聴取　

　滋賀県守山市のアパートで１７日、草津市大路３丁目、家事手伝い奥村尚代さん（２４）が遺体で見つかった事件で、滋賀県警捜査本部（守山署）が殺人の疑いで指名手配した宇治市の元交際相手の男（３５）と奥村さんが交際をめぐってトラブルになり、今年夏ごろ、男がスタンガンを持って奥村さんのもとを訪れ、県警に事情を聴かれていたことが２０日、捜査関係者への取材で分かった。

　奥村さんの遺体が見つかったのは、別の知人男性（３１）のアパートの部屋で、捜査本部は交際をめぐるトラブルが事件につながった可能性があるとみている。

　捜査関係者によると、男と奥村さんは以前、同じ携帯電話販売会社の店員をしていたが、交際をめぐりトラブルがあったという。

　捜査本部などによると、男はアパートを訪れて奥村さんの首などを刺して殺害した疑いが持たれている。大阪府高槻市で発見した男の車から、血の付いた衣服が見つかり、現場のアパートから男の指紋も検出したという。

　奥村さんの父親は２０日、県警を通じて「一日でも早い犯人の逮捕を願います」との談話を発表した。

【 2010年12月21日 08時36分】

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