暴力団進出で仮処分申し立て
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暴力団進出で仮処分申し立て

12月21日 14時15分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

暴力団山口組を実質的に支配する弘道会の系列の暴力団が、東京・台東区のビルを買い取って事務所にしている問題で、21日、地元の住民160人余りが、事務所としての使用禁止などを求める仮処分を東京地方裁判所に申し立てました。

この問題は、弘道会系暴力団の小松組が台東区竜泉にある4階建てのビルを買い取り、ことし3月から事務所として使用しているもので、地元の住民たちは、ことし10月に暴力団排除を目指す住民の会を立ち上げています。21日は、地元の住民168人が、暴力団事務所があることによって平穏な生活を送る権利を侵害されるなどとして、事務所としての使用や小松組組長の立ち入りを禁止することなどを求める仮処分を東京地方裁判所に申し立てました。住民側弁護団の犬塚浩弁護士は「住民の強い意志で暴力団の進出を法的な形で阻止したい」と話しています。弘道会はおよそ4000人が所属する名古屋の暴力団で、平成15年ごろから東京への進出を本格化させていて、警視庁は弘道会が都内に4か所の事務所を持ち、およそ150人が活動しているとみて警戒を強めています。