2008年 09月 07日
リンカーンのグリーンバックス:納税者は計り知れないほどの金額の利子を節約できる
リンカーンのグリーンバックス:納税者は計り知れないほどの金額の利子を節約できる
(南北戦争に向けて)南部の人たちをたきつけて合衆国から脱退させたのがヨーロッパの銀行家です。彼らが戦費を融資したのは南部連合だけ。
(中略)
(高利の「借金」を断った)リンカーンはこの頃まだ金融システムを完全には理解していなかったようで、時の財務長官サーモン・チェースに戦費をいかに工面したらよいか相談に行ったのです。
財務長官の「北部連合政府が議会で宣言するだけで通貨が作れる」という助言に従ってリンカーンは"グリーンバックス"(既存のお札と区別するために緑のインクを使用)と呼ばれた北部政府独自の紙幣を、2年間で当時のお金で450億ドル(「5兆4000億円」xα)を発行。急場をしのいで最終的に北部連合を勝利に導いたのです。
リンカーンは戦争が終わったとき、
「政府の費用をまかない、一般国民の消費に必要なすべての通貨と銀行の預金を、政府は自分で発行し流通させるべきである。通貨を作製し、発行する特典は政府のたった一つの特権であるばかりか、政府最大の建設的な機会なのである。この原理を取り入れることによって、納税者は計り知れないほどの金額の利子を節約できるのです。それでこそお金が主人でなくなり、人間が人間らしい生活を送るための召使いになってくれるのです」
と語っているのです。
この彼の言葉から推察できるように、政府が利息付きの通貨を中央銀行から借りていると、人間がお金の奴隷になってしまうことをリンカーンは明確に認識したのでした。
彼はこの経験で金融の仕組みを理解し、同時に金融資本家の悪巧みを身にしみて知りました。アメリカが統一されたあとは中央銀行を置く意思はなく、グリーンバックスを使っていくことを決めていました。ところが、戦争が終わった1865年4月9日の5日後の14日に、彼は観劇中にジョン・ウィルクス・ブースに後頭部をデリンジャーで撃たれてしまいます。翌日の15日に56歳の生涯に幕が下りたのです。
ちなみにこのリンカーンのグリーンバックスは1994年まで、アメリカで出回っていたようです。
しかしこのリンカーンのグリーンバックスの発行に危機を感じた連中がいるのです。
この頃からすでにヨーロッパの金融家達は、まだ産業が発達していないアメリカの将来性を見抜いていたようで(引用注:もちろんもともとそのためにアメリカ大陸進攻を始めたわけですが)、ロスチャイルドのお膝元のロンドンタイムズが社説を掲げています。
「もし北アメリカに発生したこの有害な金融政策が、お決まりのものとして持続したら、その政府はまったくコストのかからない自分達のお金を用意するようになる。その政府は負債を返済し借金なしになり、経済を運営していくだけの必要な通貨を所有するようになる。そうなればいまだかつて、歴史上前例のない国家の繁栄をもたらすことになるだろう。そうなると優秀な頭脳、すべての国家の富が北アメリカに流れ込むことになる。このような国は破壊されなければならない。さもなければこのような風潮は地球上すべての君主制を破壊してしまうだろう」 (引用注:正直ですねー。しかし、中央銀行が自分達のものになるなら繁栄してよろしいと。で、そうなって、その後使い潰しますと)
ロスチャイルドの地元ですから無理もないのですが、ロンドンタイムズは、身も心も国際金融資本家達に捧げてしまっていたようです。(現在のロンドンタイムス=ザ・タイムズの持ち主は、ルパート・マードック)
この記事は、地球上最初の民主主義国家アメリカが繁栄すると、当時一般的であった君主制の崩壊に波及していくと書いています。これは当時の支配階級である貴族達の共感を得るために、彼らの最も恐れることを強調して記事内容をまとめているだけで、資本家達がアメリカの繁栄を恐れる本当の理由は別のところにありました。
それは彼らの目的である世界統一の障害になることなのです。
そして現在のアメリカの悲惨な状態は、この19世紀半ばのヨーロッパの金融家達の考えが、現在も延々と続いていることから引き起こされたとみると納得がいきます。
(後略)
菊川征司 闇の世界金融の超不都合な真実 第3章 国際金融資本家達の究極目標は通貨による世界統一支配 p220-222
参考
The Federal Reserve Vs. The United States President
http://bmoresound.blogspot.com/2008/01/federal-reserve-vs-united-states.html
America v. The Federal Reserve
http://zaphodforpresident.com/2007/07/18/america-v-the-federal-reserve/
More Civil War Items of Interest
http://home.earthlink.net/~icepick119/page11.html
(フォックス・うそつき・ニュースの持ち主も、ルパート・マードック)
(南北戦争に向けて)南部の人たちをたきつけて合衆国から脱退させたのがヨーロッパの銀行家です。彼らが戦費を融資したのは南部連合だけ。
(中略)
(高利の「借金」を断った)リンカーンはこの頃まだ金融システムを完全には理解していなかったようで、時の財務長官サーモン・チェースに戦費をいかに工面したらよいか相談に行ったのです。
財務長官の「北部連合政府が議会で宣言するだけで通貨が作れる」という助言に従ってリンカーンは"グリーンバックス"(既存のお札と区別するために緑のインクを使用)と呼ばれた北部政府独自の紙幣を、2年間で当時のお金で450億ドル(「5兆4000億円」xα)を発行。急場をしのいで最終的に北部連合を勝利に導いたのです。
リンカーンは戦争が終わったとき、
「政府の費用をまかない、一般国民の消費に必要なすべての通貨と銀行の預金を、政府は自分で発行し流通させるべきである。通貨を作製し、発行する特典は政府のたった一つの特権であるばかりか、政府最大の建設的な機会なのである。この原理を取り入れることによって、納税者は計り知れないほどの金額の利子を節約できるのです。それでこそお金が主人でなくなり、人間が人間らしい生活を送るための召使いになってくれるのです」
と語っているのです。
この彼の言葉から推察できるように、政府が利息付きの通貨を中央銀行から借りていると、人間がお金の奴隷になってしまうことをリンカーンは明確に認識したのでした。
彼はこの経験で金融の仕組みを理解し、同時に金融資本家の悪巧みを身にしみて知りました。アメリカが統一されたあとは中央銀行を置く意思はなく、グリーンバックスを使っていくことを決めていました。ところが、戦争が終わった1865年4月9日の5日後の14日に、彼は観劇中にジョン・ウィルクス・ブースに後頭部をデリンジャーで撃たれてしまいます。翌日の15日に56歳の生涯に幕が下りたのです。
ちなみにこのリンカーンのグリーンバックスは1994年まで、アメリカで出回っていたようです。
しかしこのリンカーンのグリーンバックスの発行に危機を感じた連中がいるのです。
この頃からすでにヨーロッパの金融家達は、まだ産業が発達していないアメリカの将来性を見抜いていたようで(引用注:もちろんもともとそのためにアメリカ大陸進攻を始めたわけですが)、ロスチャイルドのお膝元のロンドンタイムズが社説を掲げています。
「もし北アメリカに発生したこの有害な金融政策が、お決まりのものとして持続したら、その政府はまったくコストのかからない自分達のお金を用意するようになる。その政府は負債を返済し借金なしになり、経済を運営していくだけの必要な通貨を所有するようになる。そうなればいまだかつて、歴史上前例のない国家の繁栄をもたらすことになるだろう。そうなると優秀な頭脳、すべての国家の富が北アメリカに流れ込むことになる。このような国は破壊されなければならない。さもなければこのような風潮は地球上すべての君主制を破壊してしまうだろう」 (引用注:正直ですねー。しかし、中央銀行が自分達のものになるなら繁栄してよろしいと。で、そうなって、その後使い潰しますと)
ロスチャイルドの地元ですから無理もないのですが、ロンドンタイムズは、身も心も国際金融資本家達に捧げてしまっていたようです。(現在のロンドンタイムス=ザ・タイムズの持ち主は、ルパート・マードック)
この記事は、地球上最初の民主主義国家アメリカが繁栄すると、当時一般的であった君主制の崩壊に波及していくと書いています。これは当時の支配階級である貴族達の共感を得るために、彼らの最も恐れることを強調して記事内容をまとめているだけで、資本家達がアメリカの繁栄を恐れる本当の理由は別のところにありました。
それは彼らの目的である世界統一の障害になることなのです。
そして現在のアメリカの悲惨な状態は、この19世紀半ばのヨーロッパの金融家達の考えが、現在も延々と続いていることから引き起こされたとみると納得がいきます。
(後略)
菊川征司 闇の世界金融の超不都合な真実 第3章 国際金融資本家達の究極目標は通貨による世界統一支配 p220-222
参考
The Federal Reserve Vs. The United States President
http://bmoresound.blogspot.com/2008/01/federal-reserve-vs-united-states.html
America v. The Federal Reserve
http://zaphodforpresident.com/2007/07/18/america-v-the-federal-reserve/
More Civil War Items of Interest
http://home.earthlink.net/~icepick119/page11.html
(フォックス・うそつき・ニュースの持ち主も、ルパート・マードック)
by oninomae | 2008-09-07 06:17 | Trackback | Comments(0)