2010年12月21日13時6分
前原誠司外相は21日、沖縄県を訪問し、那覇市内のホテルで仲井真弘多知事と会談した。前原氏は、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の移設問題について「昨年の総選挙で『少なくとも県外、できれば県外』と言って政権の座についたにもかかわらず、結果的に(同県名護市)辺野古に戻ってきた。心からおわびを申し上げたい」と謝罪。その上で、辺野古を移設先とした5月の日米合意への理解を改めて求めた。
一方、仲井真氏は11月の県知事選で掲げた「県外移設」を改めて主張し、「むしろ沖縄以外の地域を探してもらった方が早いのではないか」と応じた。さらに嘉手納基地(同県嘉手納町など)以南の基地の返還について「(辺野古への移設受け入れとの)パッケージを切り離せないか、というのが私たちのお願いだ」と述べた。
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