市川團十郎が会見、海老蔵の復帰は「白紙」

　歌舞伎界では前代未聞の無期限謹慎処分を受けた市川海老蔵（３３）の父、團十郎（６４）が２１日、来年２月に公演を予定していた名古屋・御園座で会見を行い、海老蔵の現在の様子について「まだ痺れなどの症状がある」と明かし、復帰については「全く白紙」とした。

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　團十郎は、同公演で海老蔵と親子共演する予定だった演目「石川五右衛門」が取りやめとなったことについて「この公演を楽しみにしてくださったお客様に誠に申し訳ないと思っております」と改めて謝罪。海老蔵の今後について１７日に家族会議を開き、「長い謹慎生活の中で初心にかえり、稽古事を最初からやり直そうとしております」と語った。

　また、復帰については「全く白紙」としながらも、声をつまらせ、涙ぐみながら「無期限謹慎という状態でございますので、まず自分のありよう、姿勢、生き様を考えて、その上でまわりの皆様が許してくだされば、そのとき復帰だろうと思っております」と沈痛な面持ちで語った。

　事件の経過については「関知しておりません。先方の動きは一切存じておりません」とし、示談についても「むこう様に接触、水面下で交渉しているということはありません」と語った。


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