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<甲府市教委>ストーカー教諭を不処分 生徒に深夜メール

毎日新聞 12月21日(火)2時30分配信

 甲府市立中学の男性教諭が昨年、教え子である3年の女子生徒に午前1時ごろまで携帯電話でメールを送り続けたり、自宅を訪ねるなど、ストーカーまがいの行為を繰り返していたことが市教育委員会や関係者への取材でわかった。山梨県教委の指針ではストーカー規制法に違反する行為は懲戒処分の対象だが、当時の市教委は口頭注意をしただけで、この教諭は現在も別の中学で生徒指導主事を務めているという。毎日新聞の取材に対し、現在の市教委の担当者は「引き継ぎがなかった」として再調査する考えを示した。

 市教委によると、この教諭は09年1月、女子生徒が所属するクラスの理系科目を担当しており、深夜まで生徒の携帯電話に授業の理解を問う問題を送信し始めた。学校関係者によると、午前1時ごろまで送り続けたこともあったという。教諭はこの女子生徒が所属する部活動の顧問でもあり、生徒と自身をパチンコ台に登場する若い男女のキャラクターに例えて「マリンとサム」と呼んだり、生徒の容姿を「芸能人目指しても良いかも。顔だけはかわいいから」などと批評していた。

 生徒は「気持ち悪い」としてメールを消すなどし、同2月末に他の教員に相談し、発覚した。その後、男性教諭は生徒の家に押しかけ、無理やり面会しようとしたという。教諭は同3月、市教委の口頭指導を受けて年度末まで休んだ。4月に別の中学に転任したが、今秋再び市教委に昨年の行為に関する情報が寄せられたという。

 県教委の「懲戒処分の指針」によると、児童生徒へのセクハラは、免職や停職などの処分対象。市教委学校教育課の平井政幸課長は「引き継ぎがなく、メールの詳細な内容や、生徒宅に押しかけたことは把握していなかった。特定の生徒に頻繁にメールを送ること自体、教育公務員にあるまじきストーカー的行為。当時の教員に聞くなどして再調査し、処分の必要があれば県教委に判断してもらう」と話している。【中西啓介】

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最終更新:12月21日(火)8時25分

毎日新聞

 

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