保守系教員労組3団体、体罰全面禁止への不服従を宣言

 韓国教員労働組合、自由教員組合、大韓民国教員組合など、保守系の三つの教員労組は20日、緊急声明を発表し、今年11月からソウル市教育庁が導入した体罰全面禁止措置に対する「不服従運動」を宣言した。

 これらの団体は「体罰の全面禁止以降、授業妨害や教師への暴行など非正常な状態が続く中、教師の士気が非常に低下している。全国の教師や市民団体とともに、不当な体罰禁止措置に対する不服従運動を展開する」と主張した。

 郭魯炫(クァク・ノヒョン)ソウル市教育監(教育長に相当)あての公開質疑書を通じ、これらの団体は「修羅場となった授業を制裁する権限も与えられず、どうやって公教育を正常化しろというのか。代案を提示すべきだ」と要求した。

 今年10月の時点で、これら三つの教員労組の組合員数は計930人で、これは教員労組・団体に加入している教師全員の0.4%に相当する。

兪碩在(ユ・ソクチェ)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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