2010年 12月 20日
最上稲荷で大しめ縄の飾り付け
今年も残すところあと10日余り、各地で迎春準備が進んでいます。日本三大稲荷の一つ岡山市の最上稲荷ではきょう大しめ縄の飾り付けが行われました。最上稲荷の大しめ縄は2年に一度架け替えられています。この大しめ縄、長さ12メートル、太さ1.8メートルで、重さは約1.5トンもあります。倉敷市の農家が収穫したワラを使って職員が先月中旬から編み上げたものなんです。クレーンを使ってゆっくりと本殿に取り付けられました。最上稲荷では来年の正月三が日で今年より5000人多い約58万人の参拝客を見込んでいます。

芸術祭3年後も開催
瀬戸内海の島々を舞台にしたアートの祭典瀬戸内国際芸術祭が3年後の2013年に開催されることになりました。20日開かれた実行委員会の総会で決まったものです。総会では船の積み残しなどの課題は残るものの、来場者や島民の8割以上が、次回も開催してほしいとアンケートに回答していることや、高松市など関係自治体の要望も強いことから3年後の2013年に2回目の芸術祭を開催することになりました。また、芸術祭の経済効果は日銀高松支店の試算で111億円に上ることが分かりました。

石井知事が民主政権に注文
岡山県の石井知事は、国が進める地方分権改革について、菅総理大臣が強いリーダーシップを発揮して進めるよう求めました。石井知事は地方分権改革について今国会で関連3法案が審議されなかったことは誠に遺憾だと国の姿勢を批判しました。そして、「トップのリーダーシップを発揮して進めてほしい」と菅総理大臣に注文を付けました。また、政府が扶養控除の廃止分を子ども手当に充てる方針を示したことについては、「もってのほか」とした上で「住民税は県独自の財源、そこに手を突っ込んでくる制度設計は絶対に認めるわけにはいかない」と激しく反発しました。

行政委員報酬について結論は
教育委員や選挙管理委員など県が任命している行政委員の月額報酬について見直しを検討する委員会が開かれました。岡山県には監査や公安など9つの行政委員会があり、合わせて67人の非常勤の委員に月額で報酬が支給されています。支給額は監査委員の月額25万9000円が最も高くなっています。行政委員の報酬をめぐっては、静岡県が日当制を導入するなど全国で見直しの動きが広まっていて、岡山県でも今年7月から検討してきました。20日の委員会では原則、行政委員の報酬を3万円から3万5000円の日当制とした上で、日常的に事務作業などが生じる委員会については、一定の額を月額で補完する案が承認されました。1年間で約4200万円の経費削減が見込まれています。岡山県では委員会の報告をもとに来年2月の議会で条例改正案を提案し4月からの施行を目指します。

湯原キヨミドリらーめん発表会
新たなご当地グルメの誕生です。真庭市特産の青大豆を使ったラーメンが完成し、20日、お披露目されました。その名も湯原キヨミドリらーめん。真庭市湯原地区特産の青大豆「キヨミドリ」を使ったご当地グルメです。地元の久世高校の生徒たちが湯原温泉の飲食店などと試作を重ねて開発しました。麺やスープにキヨミドリの豆乳が入ったラーメンは、まろやかな甘みと風味の良さが特徴です。地元の観光関係者ら約50人が集まり、ラーメンを試食しました。湯原キヨミドリらーめんは21日から湯原温泉街の飲食店3店舗で発売されます。店では夏にはキヨミドリを使った冷やし中華などもメニユーに加え湯原のご当地グルメとして定着させたいとしています。