2010年10月22日 14時32分 更新:10月22日 22時1分
民主党の小沢一郎元代表が、自身を強制起訴すべきだとした東京第5検察審査会の起訴議決の取り消しなどを求めた行政訴訟に絡み、強制起訴手続きの執行停止と検察官役の弁護士の指定の仮差し止めを求めた申し立てについて、東京高裁(西岡清一郎裁判長)は22日、申し立てを却下した東京地裁決定(18日)を支持し、小沢氏側の即時抗告を棄却する決定を出した。
小沢氏側の弁護士によると、高裁は地裁決定と同様に「主張の適否は刑事司法手続きの中で判断されるべきだ」との判断を示した。小沢氏側は議決について「告発内容を超えて犯罪事実を認定しており、違法で無効だ」と主張している。