小沢氏強制起訴:指定3弁護士を推薦…第二東京弁護士会

2010年10月21日 21時30分 更新:10月21日 23時12分

 民主党の小沢一郎元代表を政治資金規正法違反で強制起訴すべきだとした東京第5検察審査会の議決を受け、第二東京弁護士会は21日、検察官役を務める「指定弁護士」として同会所属の3弁護士を東京地裁に推薦した。地裁は近く、3人を指定弁護士に決める。

 推薦されたのは▽大室俊三(61)▽村本道夫(56)▽山本健一(46)の各弁護士。大室弁護士はリクルート事件(89年)で贈賄側の弁護団に参加。村本弁護士は政治資金規正法に関する論文を08年に執筆し、山本弁護士は刑事弁護に明るい。3人とも検事や裁判官の経験はない。指定弁護士の主任は3人が話し合って決めるという。

 ◇弁護団は即時抗告

 一方、小沢氏の弁護団は、郵便不正事件で無罪が確定した厚生労働省の村木厚子元局長の弁護人だった弘中惇一郎弁護士(65)に、メンバー入りするよう求めている。弁護団によると、弘中弁護士は要請に前向きといい、小沢氏が強制起訴されれば主任弁護人を務めてもらう方針。

 また、小沢氏側は21日、強制起訴手続きの執行停止や検察官役弁護士指定の仮差し止めの申し立てを却下した東京地裁決定(18日)を不服として即時抗告した。【和田武士】

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