ZM-VPM1
VGA補助電源の消費電力チェッカー
今までに無かった一般向けPCIe消費電力計測ユニット、見やすいディスプレイ
ディスプレイに最初から擦り傷、取り回し、表示設定記憶不可、フルで揃えた時のお値段
このレビューはPCパーツ長者のレビューです。
今回お借りした商品はZALMAN ZM-VPM1になります。
商品を提供されたZALMAN社様及びにレビュアーとして選んでいただいたconecoの関係者各位にお礼を申し上げます。
それでは早速レビューに入りたいと思います。
本文中で学生時代苦手教科は数学の文系人間が適当計算ぶっこいてます。
間違いあったら突っ込んでください。
今回の検証機です。
CPU:Core i7 980X ExtremeEdition
CPU Cooler:HR-02
CPU FAN:KAMA-FLEX135
gurease:Liquidpro
mob:BigBang-Xpower
mem:A-DATA DDR3-2000X 6GB@DDR3-1440 CL6
VGA:XFX Radeon HD6870 1GBリファレンス ドライバ10.10e
SSD:X-25M(G1) 80GB(system)
HDD:WD20EARS、WD15EADS
PSU:CMPSU-750AXJP
CASE:RV02
FAN:吸気側 ケース付属180mmファン*3 LOW 排気側 ULTRA KAZE 1000rpm
OS :Windows7 Home x64
・製品特徴
本製品はビデオカードのPCIe補助電源のPCIe12v 6pinか8pinの間に挟むことにより消費電力や電圧を計測することができます。
単体でも運用できますがZM-PCM1のアペンドアイテムという面が強いので、合わせてこちらもご覧ください。
注意して欲しいのがあくまで補助電源の消費電力を計測するだけですので、マザーのPCIeスロットからVGAにどれくらい電力供給されているかは知る事ができません。規格上はスロットから75Wまで供給できます。
・付属品
本体、ネジ、ジェンダー、マニュアル、PCIe12v 6+2接続用専用ケーブル。
マニュアルは英語とハングルですが、図も載っていますし、自作erなら問題ないでしょう。
・外観
ぱっと見ZM-PCM1から5インチベイ用ユニットを取っ払っただけのように見えますが、ジェンダーがPCIe用になっています。
またディスプレイユニットはどうやら別物のようです。(後述)
が、やはりディスプレイにデフォで小傷が付いてます。実用する上では特に問題ありません。
・設置
やはりジェンダーが場所をとります。CPU用とPCI用2個の都合3つは結構邪魔ですw
こちらも取り回しの都合上延長ケーブルがあったほうが良いでしょう。
ディスプレイはZM-CM1のブランクスロットにネジで取り付けられます。
・計測
使用ビデオカードはRadeonHD6870のリファレンスモデルです。
公称消費電力はidle19W、Load151Wとなります。
idle時
補助電源1 0W 12.1v
補助電源2 3W 12.1~12.2v
CPU補助 3~5W
システム 97W
Furmark stabilitytest xtreme burning mode
補助電源1 43~45W
補助電源2 48~49W
CPU補助 22~23W
システム 261W
OCCT GPU test
補助電源1 48~49W
補助電源2 51~52W
CPU補助 9~13W
システム 264W
これは中々面白い結果です。
FurmarkもOCCTもVGAをフルロードさせる上で有名なツールですが、
システム全体で見ると消費電力は誤差範囲だが、実際はCPU負荷はFurmarkのほうが高く、GPU負荷の方はOCCTの方が高い事が分かります。
しかし、これはPCIeでどれ位の電力を賄ってるんでしょうかね?
仮にPCIeから規格MAXの75WだったとしたらFurmarkの例だと91+75で166W。TDPより少し高いです。
しかし、海外のでPCIeスロの含めたVGAのみの消費電力を測ったサイトによるとFurmark時163Wなので近似値です。
とはいえシステム全体でAC164Wしか増加していないので、これでは計算が合いません。
DCだと変換効率85%と仮定して139.4W増加、VGAが3⇒91で87W増、CPUが5⇒23で18W増。
139.4-87-18=34.4W
HD6870の公称アイドル消費電力は19Wなので、アイドル時補助電源からの3Wを差し引くとPCIeスロからが16W
仮にCPUとVGA以外で電力消費が増えてなかったとしてPCIe割り当ての消費電力増加が34.4Wだとすれば、アイドル分を足して50.4W
45+49+50.4=144.4W
やや消費電力少ないとは思うものの公称消費電力に近い数値になりました。
OCCTの方はも同じように計算してみます。今回も変換効率は85%で仮定です。
(264-97)*0.85-98-8=35.95 49+52+35.95+16=152.95W
公称消費電力とほぼ同じ値になりました。
・気づいた事
こちらのディスプレイユニットは基本的にはZM-PCM1と同じもののように思いましたが、
一点だけ違うことがあります。それは表示モードの記憶をしてくれない。
PCM1の方は電力表示でシャットダウンすれば再起動時は電力表示からスタートします。
しかしVPM1は毎回電圧表示からスタートで、電力表示をさせるにはいちいち切り替えボタンを押す必要があります。
基本的に12v前後でほぼ安定してる電圧表示なんぞ見ててもガジェットとして面白くありません。
PCM1のようにモードを記憶できるようにするか、デフォルトを電力表示に改良すべきです。
・まとめ
ワットチェッカーによるシステム全体の消費電力とZM-PCM1のCPU補助電源の消費電力、
そして本製品ZM-VPM1でのVGA補助電源の消費電力、これらからビデオカード単体の消費電力をおおよそ割り出してみました。
しかしながら、実際にCPUやVGAの補助電源以外の部分からの消費電力は分かりませんし、
メモリやIOHなどのその他のデバイスの消費電力を無視した形での計算になっているので穴だらけなのは否めません。
だがZM-PCM1での計測結果を見るに、CPUの場合は消費電力の大半は補助電源に拠っていると考えてよく、
ZM-PCM1とVPM1を組み合わせることによってゲームやベンチなどでCPUとVGAの負荷の割合をおおまかに知る事ができます。
問題は最近ミドルハイ以上のクラスで主流の補助電源2本必要なVGAには2セット買う必要があり、
ベースとなるZM-PCM1を合わせて買うとなると結構な価格になります。
今回は幸運にも体験レビューという形で使用する機会を得ましたが、普通に買うにはなかなか厳しいんじゃないかと思います。
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[データ更新日時:2010/12/20 21:20]
最安値¥4,180
平均価格:¥4,536
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