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【格闘技】

土屋修平が8連続KOでMVP

2010年12月20日 紙面から

1回、三好祐樹(左)を攻める土屋修平=19日、東京都文京区の後楽園ホール

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 全日本新人王決勝戦が19日、東京・後楽園ホールであり、全12階級で熱戦が展開された。ライト級は元キックボクサーの土屋修平(24)=角海老宝石=が三好祐樹(23)=FUKUOKA=に1回終了TKO勝ち。左フック一発で相手のあごの骨を折り、東日本に続き、全日本でもMVPを獲得した。技能賞は原隆二(20)=大橋、敢闘賞は林欽貴(23)=E&Jカシアス=がそれぞれ受賞した。

 「グシャ」。1回2分20秒過ぎ。コーナーに詰められた土屋がカウンターの左フックを放つと、異様な音がリングサイドまで聞こえてきた。「感触ありました。あんな音を聞いたの初めてです」。一発で対戦相手のあごを粉砕し、1回終了TKO勝ち。リング上で歓喜のバック宙を披露した。

 これでデビュー以来8戦8勝8KO。すべてのKOが2ラウンド以内だ。「意識してますよ。KOしろって周りが言うんで」。倒して当然と言わんばかり。すでにスターの雰囲気を持っている。

 高校卒業後、愛知県犬山市から上京。キックボクサーとしてプロデビューした。戦績は13戦8勝(4KO)4敗1分け。09年3月、試合に負けた後、「オレ何やってんだろう。なんとかしないと…」とキックボクシングをやめることを決意。翌月、角海老宝石ジムに入門した。ボクシング転向の動機は「楽してお金をもうけたい。年間3試合くらいでいいじゃないですか。時給にしたらハンパない。すごくいい仕事」と笑い飛ばす。スピード、バランス、破壊力…。すべてが規格外。“10年に一人の逸材”は、来年の日本タイトル獲得をめざす。 (森合正範)

 

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