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社会

大麻事件4倍に急増 覚せい剤は3割減 兵庫県警 

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 兵庫県警が大麻取締法違反容疑で摘発した人数が2000年の約4倍に増える一方、覚せい剤取締法違反事件は約3割減少していることが、県警薬物銃器対策課のまとめで分かった。大麻事件では30歳未満の若年層の違反事例が増加しており、初犯者の割合も多い。県警は「インターネットやクラブなどを介した、大麻を入手しやすい環境が背景にある」とし、ネット上の取り締まりとともに、初犯者の再犯防止への働きかけを強化する。(飯田 憲)

 県警によると、2000年の大麻取締法違反容疑での摘発は45人。07年ごろから急増して昨年は181人に上り、10年前の約4倍になった。一方覚せい剤取締法違反容疑は、2000年に694人だったのが昨年は475人と減少した。

 また今年のデータを10月末まででみると、年齢別では、大麻事件は30歳未満が127人中95人と約4分の3を占めた。覚せい剤事件は30〜40代が334人中210人と目立ち、20代未満は79人。若年層が覚せい剤よりも大麻に手を出す傾向が浮き彫りになった。

 さらに大麻事件は初犯者が127人中119人と大半を占める一方、覚せい剤事件の初犯者は334人中142人にとどまり、覚せい剤事件の再犯率の高さが際立った。

 県警は「暴力団とのつながりや依存症など、覚せい剤の暗いイメージが若年層を遠ざける一方、価格の安さからたばこ感覚で大麻を所持する初犯者が増えた」と分析。

 県警は、ネット上の違法薬物密売サイトの取り締まり強化のほか、管理者の摘発も積極的に進める。また初犯者に対しては、判決確定前の勾留段階から再乱用防止対策を始める。

(2010/12/20 16:03)


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