スマートフォン・アプリを利用すると、あなたのどのような個人情報が集められ、それらが誰に渡るのか。それらを具体的に明らかにした衝撃の調査レポートを、WSJ(Wall Street Journal)が公表した。
iPhoneやAndroid(アンドロイド)プラットフォーム向けの代表的なモバイルアプリを取り上げ、それぞれのアプリでどのような個人情報が、誰に見られるのかを調べあげた。事例を見てみよう。以下はPandoraのiPhone向け音楽アプリの例である。

(ソース:WSJ.com)
個人データのタイプとして、次の6種類に分けている。
・User、password
・Contacts
・Age,gender
・Location
・Phone ID
・Phone Number
そして個人データを見る側として、次の二つに。
・アプリオーナー
・サードパーティー
つまり、アプリオーナーまでか、あるいは広告主などのサードパーティーまで個人情報が渡るかである。
PandoraのiPhoneアプリの場合、次の3タイプの個人情報が集められサードパーティーに渡る。
・Age, Gender
・Location: City、DMA (Code for metropolitan area)、ZIP Code
・Phone ID
詳細はこちらの
ページに。Pandora側の意見も掲載されている。
今回の調査法については、
“The Journal's Cellphone Testing Methodology”で述べているように、iPhone向けおよびAndroidの人気アプリをそれぞれ50本選び、調査を実施した。技術コンサルタントとして
Electric Alchemyを使った。
Foursquare、Groupon、Facebook、Google Maps、NYTimes、TweetDeck、The Weather Channel、Yelp、YouTube、Angry Birdsなど、そうそうたる有力アプリが、まな板に乗せられたのだ。個別に結果を見ることができるし、一覧表も用意されている。一覧表の一部を以下に掲げる。
*代表的なiPhoneアプリの調査結果の抜粋(一覧表は
こちらで)