将来、部屋を持って独立する考えを持つ横綱白鵬(25)が、その第一歩としてモンゴル人の内弟子を獲得することが18日分かった。
白鵬が10年来世話になっている関係者は「鳥取城北高校に留学しているモンゴルの子が間垣部屋に入門するが、間垣親方が定年になって横綱が部屋を興したら、その子を横綱に返すことになっている。来年初場所の新弟子検査を受検すると聞いている」と語った。
白鵬はまだ年寄名跡取得に必要な日本国籍を取得しておらず、その段階で内弟子を取るのは異例。1部屋1人という外国人の制限があるためだが、一門外の部屋に内弟子を入門させるのも異例のこと。ただ、日本国籍取得は短期間でできることから、先に地固めを、というわけだ。
この日、白鵬杯に参加するモンゴルチームの子どもたちに大阪府大東市で指導した横綱は「この子たちが横綱や大関になってくれれば成功。次の世代をつくることも大事」と、初土俵を踏んだ大阪での大会成功を祈っていた。 (岸本隆)
この記事を印刷する