ここから本文エリア 県が半径10キロの農場など3戸調査 米子の鳥インフル2010年12月19日 鳥取県米子市で、死んだ野生のコハクチョウから強毒性の高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを受け、県は18日、危機管理連絡会議を開き、今後の対応を協議した。この結果、コハクチョウが見つかった地点から半径10キロの農林水産省が指定した監視区域内にある安来市の養鶏場など3戸への立ち入り調査を始めた。 県によると、調査は農水省が対象に指定した100羽以上の鶏を飼育している1戸(約4万2千羽)のほか、100羽未満の2戸も独自にする。3戸は、先月末に鳥インフルエンザが発生した安来市の農場から半径10キロの移動制限区域外で、鶏など鳥の状態の目視、経営者への聞き取りで異常がないかを確認するという。 県は、今回確認されたコハクチョウは野鳥で、家畜とは異なるため、家畜伝染病予防法に基づく移動制限はしないとしている。 県は安来市の養鶏場での感染問題を受けて、移動制限区域内にある農場63戸について1回目のウイルス検査を実施し、すべてで陰性を確認している。19、20両日にも、同様の2回目の検査をすることにしている。 県によると、現在の制限区域の解除は、区域内の農場などで飼育されている鳥類に、新たな感染が確認されないことが条件。2回目のウイルス検査でも陰性が確認されれば、当初の予定通り27日午前0時、鶏の移動制限などを解除するとしている。(大野正智)
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