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2010年12月02日 5:08 pm JST

緊迫してきた政局、大連立の余地も

投稿者 田巻一彦
タグ: コラム, 政治, 経済, , ,

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ロイターコラムニスト 田巻 一彦

*投稿における見解又は意見は当該コラムニスト自身の見解や分析であって、ロイターの見解、分析ではありません。

師走入りとともに国内政局が緊迫度を高めてきた。史上初の官房長官への問責可決という事態を受け、菅直人首相がどのような対応をするかで今後の展開が全く違ってくる。内閣改造や解散含みの与野党全面対決のほか、民主党と自民党などとの大連立も可能性として残る。

日本の政治問題にほとんど関心を示さない金融市場関係者が大多数を占めているようだが、国内景気への影響が大きい2011年度予算案の年度内成立は、今のところ全くメドが立っていない。政界流動化の可能性も秘めながら進む政府・民主党と野党との攻防でどちらが有利になるかは、世論の動向が大きなかぎを握っている。

11月22日のコラムで指摘したとおり、仙谷由人官房長官の問責決議案可決のインパクトは大きく、国内政治は不透明感を強めながら早くも機能不全ぶりを露呈している。

あす3日で閉幕する臨時国会では、仙谷官房長官の出席する委員会での審議を拒否する自民、公明など野党の抵抗で、障害者自立支援法改正案など3法案を除き、郵政改革法案などの重要法案は軒並み積み残されることになった。

自民、公明両党は来年1月の通常国会でも、仙谷官房長官の出席した委員会審議には応じない姿勢を明確にしており、このままでは2011年度予算案の審議に入れず、国会冒頭から大荒れの展開になる可能性が高まっている。

JAPAN-ECONOMY/BUDGET

このため民主党内では、菅首相と距離を置く議員らが公然と内閣改造を求め始めたほか、先の民主党代表選で菅首相を支持したグループからも官房長官の交代を念頭に改造を求める声が出てきた。

仙谷官房長官は予算編成でも各省庁の思惑を調整する司令塔の機能を担ってきただけに、仮に改造で官房長官を交代させれば、政権の骨格が大きく変わることになる。

現体制での乗り切りを菅首相が決断した場合、仙谷官房長官の問責という事実が重くのしかかる。通常国会の冒頭から審議が空転する可能性があるほか、最終的に予算関連法案が参院で可決されないことになれば、2011年度予算が執行できないという前代未聞の事態に直面する。

これを回避するため予算案と予算関連法案の成立を条件に、菅首相が解散を決断するシナリオもある。国会空転の打開策が見通せない場合は、1月の段階で解散の可能性もあるだろう。

予算案を放り出して解散に突き進む展開を予想している市場参加者は、今のところほとんどいない。さすがに与野党ともにそこまで経済への責任を放棄しないだろうと楽観的に見ている向きや、もともと国内政局の動向に無関心な参加者も少なくない。したがってこのケースでは、市場がサプライズと感じ、株価が大幅に下がるリスクが高まるだろう。

一方で、民主党と自民党の間に財政再建の目標などを「大義名分」として、大連立を組む展開も可能性は全くゼロではない。実際、小泉純一郎・元首相が民主党と自民党の大連立に自民党は絶対に乗るべきでないと、1日夜に発言したとの報道もある。大連立が組織されれば、予算関連法案否決の心配をする必要がなくなり、常識的には解散の可能性も低下する。解散のケースで出てくるようなネガティブな反応が市場から示される可能性も小さいとみられる。

ここで強調しておきたいのは、国会が空転した場合に、その先の決着のパターンは世論の動向が握っているという点だ。

野党が問責閣僚の出席した審議を拒否しても、国民からの批判が高まれば、最終的に審議に応じ、予算成立とともに菅内閣の支持率が持ち直すシナリオもあり得る。反対に世論が菅首相の政権運営にうんざりし、官房長官の更迭を求める気配になれば、政権は最大の危機を迎えることになるだろう。

世界を見渡すと、経済情勢の悪化に手を打てそうもないほどに政治機能が低下している国が予想外に多いことに気付く。米国は11月の中間選挙で野党・共和党が下院で過半数を占め、税制改革の行方が不透明なほか、来年1月に具体策が示される政府系金融機関(GSE)の再建策でどの程度、新たな財政支出が組み込まれるのか先行きは全く見通せない。

直近のソブリン問題震源地であるアイルランドは議会が解散され、総選挙で野党が勝利する可能性があり、アイルランド支援策が新政権によって修正される余地もある。さらにスペインに続き、国債利回りが上昇し始めたイタリアでは、12月中にベルルスコーニ首相の不信任案が下院で採決される展開になっており、可決されて首相退陣の事態に直面する可能性も出てきた。

政治の不安定化がマーケットに悪影響を及ぼす最大の要因は、有効な政策が決断されないまま、事態が悪化するのを傍観せざるを得なくなることだ。日本の場合、予算案の審議が全くできず、1月中に衆院解散になれば、そうした典型的なパターンになる。

一部の海外勢の中には、何も決断できない菅首相が退陣する可能性のある解散は、マイナスばかりでないとの声もあるようだ。年末から年始にかけ、どんな事態に直面しても“動じない覚悟”が東京市場の参加者にも求めらる、と予測しておこう。

18件のコメント

今までの失敗は、深く反省し
次回に生かせるように再度戦略を練り直し
再度出発すればよい。
財政問題でかなり苦労しているが円高なので
政府主導の政府紙幣を発行し国債債務を解決するという
まったく新しい方法やまたは、
やはり日銀法を改正し、
日銀総裁の一人の決断で大胆な規制緩和を行うことには、
かなりのプレッシャーと責任の負担がかなり重いので
政府が主導できるような法改正をして
経済政策と金融政策の連携しながら同時にできるようにして
ほしい

- 投稿者 pokiku

小泉さんは『痛み』が大好きな人だ。例え今が辛くても、長期的に見て良いならば、今の痛みをがまんしろという人だ。
理想主義とも言えるし、その理想を追いかける実力も兼ね備えている。

森さんはもうちょっと現実主義。

まあ、赤狩りもどき(売国奴疑い濃厚な人を民主党から切り捨て)して、
最低でも首相を原口氏あたりにして、衆参ねじれを無くすために
民主の何人かを自民に取り込めば連立も有りかな。

- 投稿者 づいさ

暇つぶしです:
現在掲題の様な状況になったのは、尖閣問題に対する政府の対応と、彼の国の態度により、政府に対する批判が一期に強まったことによると思います。予算や国会運営に対する不安よりも、強いインパクトであったと思います。漁船の行動がが単に船長の意志だったとしても、その後のかの国の配慮の無さは、内政問題を斟酌しても我が内閣が不安定化することを無視した行動のように思えます。その後の隣の国での砲撃事件も気になるし、予定に従った軍事演習も気味が悪いと思います。
上記のような事が無ければ、日本の進む道は経済でも安全保障でも未だ、正三角形が正論であろうと思います。
きちんと入るべき情報が入り、間違える必要が無いことには、粛々と対応出来る、勿論国内が一番なのですが、その様に・・・。

- 投稿者 酔眼

菅総理よ。正論を言おう。もう教条主義者、隠蔽主義者に政治を乗っ取られたままにしておく事は無い。利権政党政治そのものを解体する時が来た。足掻いて、少数政党(国民の支持の無い集団)の意見に靡いて、国政を曲げる必要は無い。衆院で再議決が出来ぬなら、堂々と解散をして正論を問う時ではないか。正論を吐くなら、野党も分裂して政界再編になる可能性も残される。

今、正論が必要なのは、財政再建と消費税問題であり、日米安保と国防問題であろう。何故、年金財源として消費税が最善なのか、日米安保体制が恒久的占領政策の延長としても、国防の視点からは最善であるのか、自分の言葉で語れ。またミクロな事業仕分けで財政再建の目途が立たぬなら、大量の再生不能失業者が出ることを覚悟して、マクロな観点で独立行政法人の全廃を前提に、国家予算の1本化を訴えれば良い。

当然、既成の利権団体からの、大きな反発は来るだろうが、政治不信に乗じて、真の権力機構がその”暴力装置”を動員してクーデターを引き起こすよりはましだ。政治的安定とは、政権が長く続く事よりも、政策目標が明確にされ、それが実行される事により実現する。政策実現が阻まれる事があっても、その最終判断を国民に求める姿勢があれば、少なくとも国家体制が内部から崩壊する事は無い。

国民も1年生政権にそう大きな事を期待していた訳ではない。ただ、新鮮な目で、今まで暗部に隠されていたしがらみを白日の下に晒し、それに対する新たな対処案を期待して来たのである。しかし、それは酔いどれ船長の一発で崩壊した。事実の隠蔽。それに続く虚言と恫喝。完全に信を失った。もはや現体制の切り張り細工で、政策を遂行する事は不可能だろう。

ならば、少なくとも政権を握って明確になった事柄を、正直に国民に報告の上、次の手を示して総選挙に問いかけるのが、せめてもの政治家としての矜持ではないか。

- 投稿者 HANZO

弛みきった無責任内閣が実態。そんな中で唯一優秀なのに自分の言葉で間違ってしまった仙谷さんの恥ずかしさ。つらいでしょうね。この人を問責で排除すれば会話が通用する団体じゃなくなりますよ。大連立なんて話題にもならない。次元が違うよ。
次期総理に前原だなんて。話題にする方がおかしい。がそのうちこの記者さん言い出すね、きっと。次元が違うよ。桝添君なんかのレベルの人間がほしいよ。小沢さん・原口君・亀井さん。そんなレベルでの再編なら期待するけど。新自由主義者がたまに顔を出すがこれ以上日本を腐らせないでほしい。

- 投稿者 山田幸雄

現在の状況下では、何か政策を打てば、何かに歪が起こります。誰かが利益を享受すれば、その分誰かが損をする。白か黒かで表示できるものなんて1つも無い。成熟社会ってそう言う事だし、新しく付けられる財源なんて、成長が無いならば起こり得ない。だから、もうすでに、利権なんて言葉で括れない。切れば大量の労働難民を生み出し、その止血だけで精一杯。かといって何もしなければ将来へのツケが増えるだけ。迅速で大胆に、誰かを傷つけないと、もう一定水準の財源の付け替えすら出来なくなってると思う。
そういう意味で、現在やっている所得税の付け替えは良いと思わない。やはり、全体から徴収できる消費税だろうと思う。制度上では、先進国でも富の再分配がかなり進んでいる日本は、これ以上、その方向を進めば、成長力は削がれ、能力のある人を束縛する結果に繋がってしまう。
剣は誰が持つべきか。アリストテレスは一番能力のある人に一番良い道具を分配すべきと言っています。多数決が民主主義の本質ではない事も、明確に発言しています。私は、今現状の自分の生活水準が下がっても、将来のツケを減らし、成長できる体制を構築してもらえる事が理想です。

- 投稿者 さいころ

菅内閣は即刻総辞職すべきである。羅針盤を持たず、船長も乗組員も三流の船では、日本の安全・日本の発展・世界の平和、延いては国民の生命財産を護る使命を、最早任せることが出来ない、沈みゆく船である。一刻も早く逃げろ、しかし逃げれない。それがほとんどの国民、いや総ての国民の見方ではないでしょうか。今置かれている立場を理解せず、国民支持率一%でも辞めないとの心は、いったい何様か、驕るのも好い加減にしろ。国民が民主党に四年間の政治を任せたのは、政治の刷新・改革である。現状の目に余る背任行為は許せない。信頼の出来る船長(小沢一郎)で、新たな船出に期待する。小沢一郎を政治の表舞台に立たせ、、世間・巷、特にマスコミで報じられているもろもろ件を、質問すればよい。彼は信に悪人なのか、善人なのか、私利私欲に走り、莫大な財産を溜めているのか。彼の見識を聞きたい。毒は薬に、薬は毒に、表は裏に、裏は表に、諸刃の刃である。毒を薬に、裏を表に変化させるのは、一部マスコミ等に流されない、主権者たる国民の正しい眼力である。過去より未来の議論をしよう。

- 投稿者 sukemitu

偏見私見。大連立はない。小沢氏もそろそろ自分の限界を自覚してきた。次に、彼ほどの豪腕政治家は与野党を見渡してもいない。消費税よりもこれからの税制改正を官僚は重きを置くので、増税加速時代にはいる。そのための政界再編は行われる。政界再編は何も政治家主導とは限らない。これからは官僚主導がより鮮明化される。民政支配から官政支配に変わってゆくだろう。官僚の議会工作は卓越したものがある。誰もそれをとめることは出来ない、出来るとしたら憲法改正を出来るぐらいの政治家だけだ。ここ10年ぐらいは無理だろう。
尖閣などの領土問題は、主権域の問題で侵犯に対して自衛権の行使が先、その次に国内法である司法の対応が世界史的手順。今の国会議員で主権論を正確に勉強した人は居ないと思う。だから今回の尖閣やロシア大統領の北方視察が行われたことに、対応できなかった。そもそも、沖縄米軍基地移設問題も主権域の問題、本来、日米安保は米軍駐屯規模を制限できるはず。また、中国人民軍の軍事力増強により、日米安保による米中交戦は確立は皆無の状態。ロシアとも同じ。現在の日米安保は、本来の機能を喪失している。その証拠に、アジア諸国の今後10年間の軍備拡張予算推定額はEUをはるかに抜いている。その中で平和とは何か、日米安保の存在理由は何か?一言でみなが言っている「平和ボケ」これに尽きる。韓国は先の北からの砲撃に対する応戦不良で目お覚ましたと思う。
日米同盟は極東アジアでは、もっとも実効性が無いディフェンス・コンセンサスだ。たとえば、日米安保縮小と日本の再軍備の2つの選択をアジア諸国に問えば、どのような返答が来るだろうか。抗日運動はお約束でくると思うが、アジア諸国の政府は違った動きになるはず。特に中国は日本トナー路線で、アジアの軍事バランスを考え始める。これはNATOの理屈で圏自治自衛論のようなもの。これが出来れば、米軍をはじめ他のアジア諸国の軍事競争をコントロールできることになる。そして、米軍のように地球規模であらゆる有事に対処できることになる。日本から見れば、日本は米国中国の軍事超大国に間で中立的軍事力を持つことにより、極東でのパワーバランスを作り出すことが出来るという利点がある。これが力の均衡であり、領土問題・沖縄米軍基地移設や、北朝鮮問題への解決策の糸口となる。すべては憲法改正にかかっている。ある研究者が日本の憲法改正はアジア圏の軍事バランスをはじめ、経済バランスを一変さすほどの世界史的出来事になると予測している。それが出来る一人の政治家の出現を待つしかないのが、現状だ。大連立から脱線して申し訳ない。

- 投稿者 田邊

早く解散総選挙をして欲しい。
菅が辞めても、小沢がと言う話になるのだろう。憲法違反の外国人参政権を強行し、
言論統制や、独裁的手法をもちいる小沢一郎が首相になる事態は避けなければならない。
小沢になれば、国民が知らない内に国益を損なう政策や、法案が、今以上に推進される恐れがある。
何も出来ない菅なら、問題ある政策や法案を潰せる可能性があるが、独裁的な小沢なら難しいかもしれない。

これらを防ぐ為には、衆院解散総選挙しかない。そして、小沢に近い公明党を除く良識ある保守政党による連立か、単独政権を発足させるべきだと思う。
さもなければ、小沢民主党の政策により、古き良き日本は崩壊し、国民よりも、在日や在日華人が優遇されて国益を損なう事になる。
また移民政策が行われ、国内に在日華人が増え、治安は悪化する。
(日本国内における外国人犯罪者は、中国人と在日韓国人、在日朝鮮人がトップである)
そして、安全保障にも影響がある。日米関係は悪化し、近い将来日米安保は終わるかもしれない。
そして民主党は中国と同盟を結び、沖縄や、日本国内にある米軍基地は、中国共産党の私兵組織、中国人民解放軍の駐留基地になる可能性すらある。
国内においては、中国共産党と民主党に対する批判は弾圧され、
情報も統制される可能性すらある。

このまま民主党政権を野放しにしておけば、このような事態になる可能性が大だと思う。
小沢が首相で、民主、公明、社民、国新の大連立なんてとんでもない事態になる。(この中で、保守なのは国新くらい後は左翼)

菅が駄目なら小沢と言うような首のすげ替えを許してはならないと思う。

- 投稿者 大和

自衛隊・海保・警察が 実質的暴力装置であることは 何ら否定する

ものではありませんが その暴力装置を統括し指揮する最高責任者が

内閣総理大臣でもあります その内閣の要の官房長官が 評論家の

ように 自らの手足を 「暴力装置」などと呼ぶような為政者が

世界のどこにいるでしょうか?

彼らは 尖閣ビデオからも分るように まさに国境の最前線で 命を

張った行動で 国益(日本人の生命財産)を 守っているはずです

アノ言葉は 隊員の家族 とくに そのご子息にどう 響いた事

でしょうか?

即座に訂正したとはいえ それで終わりとは思えません!

このようなレベルの人材がこの内閣の本質なのでしょうか?

TPP参加もあんのじょう 暗雲がたちこめ・・ 韓国とアメリカは

合意にこぎつけ ますます 世界の流れから引き離され 漂流する

だけの日本なら目先の混乱を恐れずに ここは 星雲の核を作る為の

コストと考え 短命だけを恐れるべきではないのかも・・・・

なんて 思ってしまします!

とにかく 安定した強力な政治主体の確立が 望まれます!

- 投稿者 石川 卓也

まぁ、大連立は100%無いでしょう。
あんな政治とカネの説明も出来ない、外交判断を間違える、自分らの都合の悪い事は逆切れしながら隠蔽しようとすような頭おかしい党と組むなんて命取り以外の何者でもありませんから。
こういう無能で最悪な政権がまた国を誤らないうちに解散してもらって、しっかりとした政治体制作りをしたらいいと思う。
繰り返しになりますが、無能菅内閣はとっとと解散しなさい。

- 投稿者 ko

細かい事は抜きにして、土壇場でものをいうのはリーダーの執念と意志力だ。
責任ある立場になると、精神的にも肉体的にもプレッシャーにより常に追い込まれ続ける。

総理大臣に限らず、一度でも責任を一身に負い、責務を全うする事を経験した人なら解るだろう。
心と体の緊張が常に取れず、心臓の動きは不規則になり、病気にかかったように意識の切り替えが難しくなり、無責任な言動や行動を取る周囲に苦しめられる。
食欲は減り、眠ろうとしても睡眠の質が乱れ、悪い一報が来ないかと怯え、文字に言葉にスケジュールにと追い立てられる。
それは避けられぬ事であり、戦わなければならない事だ。

恐らく我が国苦境のこの時期に総理大臣になって、総理大臣だからとふんぞり返って優越感を感じ続けた人は一人として居ないだろう。
まさにダモクレスの剣そのものである。
総理の椅子にしがみつく?
馬鹿を言ってはいけない、そんなレベルの発想を安易に述べるのは総理を含む責任者に対する無知だ。
勿論そんな低レベルな人間もいるが、殆どの者は責任者になればそんな考えはごくごく初期に燃え尽きて、意地と執念、そして何よりも責任感で動くようになる。
それが上に立つ者の器であり、心理というものだ。

しかし、唯一この苦しみにも安息のタイミングはある。
それは自分自身が攻めに出ている時だ。
戦略的に動き、強い意志や言葉を発し、素晴らしい仲間と連携して事を動かそうとする時、苦痛を忘れる事が出来る。
そして、苦痛を忘れ没頭する道に乗れた人が、最後まで物事を達成する事が出来る。

怒りに似た強い思いは心地良さと麻酔効果を生む。
誰かが攻撃してきても立ち向かう姿勢を見せ続ければ、実力者ほど攻撃に慎重になり、無知な者が攻撃に回ってくる為、相手にも隙が目立つようになる。

悪い動きにばかり気を取られてはいけない。
自分が元気で活動的であり、信用や免疫の高い状態を保てば誰かの悪巧みは成功しない。
悪い動きにはあれこれ自分一人で思い悩まずに、予防策をしっかりと打って置く事が大切だ。

どの時代も、世界や歴史を作るのは人の意思だ。
それを担うに相応しいかが現政権や総理に問われており、そして今を乗り越えても問われ続けるだろう。

国民はただ力と誇りを取り戻したいと願っている。
それを正しい形で肯定し、適えてあげなくてはならない。

- 投稿者 SYO

大連立だって?
冗談じゃないよ。

うじむしとゴキブリが結婚しても良いことなんて何もないよ。

日本中が腐って、腐臭が漂うだけだよ。踏襲じゃないぞ。

- 投稿者 VOU

私のように20年以上前から、消費税は基本的に上げるべきだと思っていた人間でも、いざその時期になれば心は乱れるものだ。ドイツやイギリス人や他のそれを受け入れてきた国々と、それ程日本人が違っているとも思えぬが、いざ選挙となると投票行動の主たる動機になってしまう。マスコミがその心理をさらに増長するのか、代弁するのか、とにかく消費税が鬼門であることが証明され続けてきた。
実際に確信して投票する人々は、色々考えられるが、直接政治と利害をいつにする人達であろう。民主党もその人々の利を保証したうえに、更に利害関係者を増やして選挙を勝ち、目標達成が不可能と外見されて負けたのであろう。浮動票は浮動票であり、利害関係者の動向に引き寄せられるのが浮動の本質と思う。
一枚岩までは望まぬが、小泉氏の方向に私は賛成する。日本経済の変化と言う意味では、穏やかになどと思ってしまうが、矛盾がはっきり見えた今が、変化の最好機なのだろう。

- 投稿者 酔眼

菅は続ける、みんなはアピール狙いで何かにつけ文句をつける、自民は民主党を嗜め続ける。
これ以外にどんな予測が立つというのか。
今解散したら、間違いなく民主党は負ける。小沢も与党の民主党にいるから安穏とできる。民主党にとって解散するメリットはどこにもない。だから解散しない。民主党とはそういう党なのだ。

- 投稿者

官僚の下請けが政治を気取るな!
政も官も、どこかで稼いできて国民を扶養しろ。
タコの足食いみたいに国民の財布をかき回すだけならば報酬を受けるな。
生活力の無い者が指導者を気取るな!
何が「最低不幸社会」だ!
自分は負担しない理想主義者、特に脱税総理を出した政党員には斬首が必要。

- 投稿者 静香

みんなの党が連立をしないと言われた時から、今回の事態は予想した訳ですが、まあ最悪になりました。
2011年に円高トレンドが反転するとテクニカルアナリストの人が言われている訳で、因果が逆なのですが、それを引き起こす何かが日本で起こるとすると、大きな政治不安かも知れません。
それに日経平均だけ、なぜか時期遅れで狂い咲きしているし、本命が値固めの時の出遅れ株の上昇って一般的に危ないですね。
本当にご指摘のように、幽霊屋敷をびくびくしながら進むような厭な時間が始まりました。

- 投稿者 第九の鉄人

官房長官が議員辞職すれば、満足だ。愚かな官房長官は、茶番の会議を成功させたいがために、あのような狂気の沙汰と言うべき外交をしたのだと私は思う。理由は何であれ、あれ程までに我が国の恥さらしになるような外交は、今世紀に入って、未だかつて見たことがない。

日本の政治には、愚かな官房長官と愚かな日銀総裁の解任をお願いしたい。

- 投稿者 Le Roi

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