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【茨城県議選】106人が届け出
このニュースのトピックス:選挙・茨城
任期満了に伴う茨城県議選(定数65)が3日告示され、36選挙区に106人が立候補を届け出た。半数の53人が新人で、世代交代を印象付ける選挙戦となった。各候補者は届け出後に出陣式や街頭演説で「第一声」を上げ、雨模様の選挙区内を駆け回った。ただ、8選挙区では定数を上回る立候補者の届け出がなく、8人の無投票当選が確定。残る28選挙区・57議席をめぐり98人が9日間の舌戦に突入した。投票は12日に行われ、即日開票される。
党派別は、民主は23人(現5、新18)を公認し新人1人を推薦。自民は36人(現35、元1)で、ほかに新人8人を推薦。このほか公明4人(現3、新1)、共産5人(現2、新3)、みんなの党3人(現1、新2)。無所属は民主、自民の推薦含め35人(現5、元1、新29人)。
今回の選挙では、民主が公認と推薦合わせ新人19人を擁立し、現有6議席からの躍進を狙う一方、現職10人が引退・不出馬となった県議会最大会派の自民が勢力維持をかけて全面対決する構図となった。国政では内閣と党の支持率が落ち込み、逆風にあえぐ民主が議席を伸ばせるかが焦点となるが、民主を迎え撃つ自民も推薦候補として新人8人を擁立する世代交代選挙をどう乗り切るかが勢力維持の大きなカギとなる。
また、みんなの党が初めて県議選に参戦し、「第三極」の台頭にも注目が集まる。このほか公明、共産が議席の維持、拡大を目指して公認候補を擁立。公明は県議選で初めて自民と無所属の現職計8人を推薦した。
各党の勝敗は、来春の統一地方選の選挙戦略に大きく影響するため全国的にも注目が集まる。
一方、無投票当選を決めたのは自民6人と中村喜四郎衆院議員系の自民県政クラブの無所属2人。いずれも現職で、このうち3人が5選を果たした。