大連立ならみんなの党が勢力拡大　渡辺代表

　みんなの党の渡辺喜美代表は６日、都内で講演し、民主、自民両党が大連立した場合について「みんなの党は第三極からいきなり第二極に格上げされる。民主、自民両党は選挙区で戦っていて、一緒になれない人が多くなる」と述べ、みんなの党が大連立の対立軸として勢力を拡大していけるとの見方を示した。その上で、大連立のキーマンとして（１）菅直人首相（２）仙谷由人官房長官（３）鳩山由紀夫前首相と鳩山邦夫元総務相（４）小沢一郎元民主党代表−を挙げた。

　菅内閣の今後について「世論調査で（内閣支持率が）危険水域に入って、生きながらえた首相はあまりいない。内閣総辞職か衆院解散のタイムリミットはそう遠くない気がする」と述べた。

　さらに、同党が次期衆院選で１００人以上の候補者を擁立する考えを改めて示し、大連立が実現しない場合でも「次の衆院選でみんなの党がキャスチングボートを握る」と語った。