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民主党内の対立激化の理由は…記者が解説
民主党・小沢元代表の国会招致をめぐり、岡田幹事長は政治倫理審査会への招致を国会で議決することを検討する考えを示した。これに対して、党内の一部からは強い反発が出ている。なぜ、こんなにもめているのか。政治部・田中秀雄記者が解説する。
国会での説明に応じようとしない小沢氏の対応には、世論調査では約8割が「納得しない」としている。しかし、小沢氏は、強制起訴を控えており、「司法の場で説明する」と招致には応じない考え。招致が実現しなければ、年明けの通常国会冒頭から野党側が審議拒否をする事態も想定される。菅内閣の支持率が低下し続けていることもあり、何とか年内の決着を目指している。
一方、小沢氏サイドは反発し、「自分を切って政権浮揚しようとしている」などと不信感を募らせている。
小沢氏の招致は、小沢氏本人だけではなく、民主党執行部にも突きつけられた課題で、党内の亀裂が深まる中、執行部の次の一手には民主党の命運が懸かっていると言える。
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