365アンケート「支持率続落、あなたは菅内閣に何を求めますか?」集計結果

約9割が「衆院解散、総選挙」を選択

 

小沢、菅氏.jpg

政権浮揚策が「脱小沢路線」だけでは・・・

 

 「BNNプラス北海道365」は、毎週新たなテーマを設け、読者のみなさんが参加する「365アンケート」を実施しています。

 今年6月に発足した菅内閣が、12月8日、誕生半年を迎えました。菅内閣の支持率は発足直後こそ高い水準でしたが、大敗を喫した7月の参院選以降、ジリジリと下降。

 9月の民主党代表選では菅氏が対立候補の小沢一郎氏を破って再選、閣僚人事などで「脱小沢」路線を鮮明にしたことから支持率は「V字回復」を果たしました。

 しかし、10月以降は、尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件の対応や閣僚の相次ぐ失言などをめぐり、支持率下落は歯止めが掛からず、続落しています。

 365アンケートは、12月6日から12日までの1週間、「支持率続落、あなたは菅内閣に何を求めますか?」をテーマに実施しました。

 アンケートの期間中、544人の方に参加していただきました。設問と投票結果は以下のとおりです。

 (1)あなたは今後、菅内閣がどのような道を進むべきだと思いますか。次の選択肢から妥当なものを選んでください。

 ・来年度予算案の編成に全力を挙げる 4票

 ・早期の内閣改造 3票

 ・「ねじれ」解消のため、連立のパートナーを模索 3票

 ・内閣総辞職 37票

 ・衆院解散、総選挙 483票

 ・その他 14票


 (2) (1)で選んだ選択肢の理由を自由にお書きください。計483件の意見が寄せられました。その一部を記載します。

 「小沢さんを政権の要職に復権させ、大胆な連立を行い、政権の安定を図るべき」

 「総辞職、解散はナショナリズムが高揚している現在、反対です。日本の首相は短命すぎます。問題点は多いですが、衆院任期近くまで菅さんが首相を勤めるべきです。そのためにも、ねじれ国会を克服するため、衆院で3分の2を行使できる社民党の閣外協力体制の確立が必須でしょう。多くの国民は長期間一つの政党・勢力が政権を執り続けることに反対の意を示したことを忘れてはいけないと思います。民主党政権がしっかり取り組むよう厳しく意見を言い続けていくことが、国民が参加する政治、国民主権の政治だと思います。その結果、2年先の衆院選で結果を問うべきだと思います」

 「菅内閣には何も求めない。国会議員みんなに言える事だが、お金をもらっているのであれば、国民の代表として自分の果たす使命をやるべきだと思う。票集めの偏った政治ではなく、国民大多数を占める低所得者向けの配慮、その場凌ぎの政治システムを改革し、日本の未来、ビジョンをはっきりと示し、世界唯一の先進国家として先駆者として、他の国が優れたモデルとして真似をするような国家を構築することが今の政治家に求められている事だと思う」

 「小沢総理誕生こそ、残された唯一の道。日本の自立を真剣に考えているのは小沢だけ。ただ、与野党すべてを見渡しても、小沢を支える人材がいないことが懸念される。解散、総選挙は、自民党の無能な世襲議員が蘇ってくるだけである。今のどうしようもない日本を作ってきたのは自民党であることを忘れてはならない」

 「衆院解散プラス政界再編。自民党、民主党、その他の党も政治理念により再編して欲しい。わかりやすい政治を目指す。これが国民主権だろう」

 「とにかく国民ほったらかしで議員同士で足の引っ張り合いをしていれば歳費もでるようなシステムなんとかならないでしょうか。臨時国会なんて何をしたのでしょう。法律で決まったものはあるのでしょうか。党首が集まっても意味なし、予算委員会も意味なし、もう国会は不要でこの際すべて官僚にまかせましょうか」

 「増税を放棄し、マニフェスト通り公約を実行すべき」

 「とりあえず現状維持を目標にしてほしい」

 「菅政権、いや、現在の与党には、もはやどの『道』を進むことも望まない。これ以上の政治の混乱を生むくらいなら、むしろ何もせず動かないでいただきたいくらいだ。政権の側からは衆議院の解散をしないそうなので、国民の側から解散の機運を高めたいし、高まることを期待する」

 「リーダーシップもなく強い日本も作れず、一緒に民主党ないにいるにもかかわらず内閣支持率や選挙の負けを小沢氏のせいにするから。すべては、自分のせいです。人のせいにしてはいけません」

 「これ以上資質のない人たちに政治は任せられない。Bestは無いが、せめてBetterを」

 「国政を今のまま民主党に預けていいのか、民意を問うた方が良い。外交能力も、経済対策も出来ない全くの素人集団だったことが露呈し、期待はずれだった。行き当たりばったりの政策では、長期的にみると国が崩壊しかねない」

 「民主党には政権担当能力がないため」

 「国会報道や閣僚の問題発言で民主党党員のレベルの低さと閣僚のど素人ぶりがはっきり露呈した今、これ以上、政権を任せられない」

 「支持率続落、低下は国民は『もう、やめてください』と言っていることと同じ。本当かどうか勇気をもって民意を問うべき」

 「外交上の問題で国益を著しく毀損したため」

 「このままでは日本はつぶれる。民主党に政権を与えた愚民に責任があるが、もう十分学習したと思うので即刻解散総選挙を行うべきである」

 「菅総理には日本を引っ張っていくリーダーシップがないと思う。もう一度国民の信を問うてみてはどうか」

 「昨年の選挙でうたった、マニュフェストをまったく実行していないし、政権自体が何をしたいのかよく見えない。もう一度国民の意見を聞くべき」

 「民主党に政権を委ねれば、今日のようなことは予測できた。しかし、自民党の復権ももろ手を挙げて賛成できない。ま、選挙でガラガラポンするしかないでしょ」

 「民主党は政治同好会。このままじゃ日本が潰れる」

 「日本、日本国民を過去未来と長期的に見ず、いつも思いつきの行き当たりばったり政策で工程表も財源も根拠もなく血税だけばら撒く。何年も前から言い続けてきたマニフェストも嘘ばかり。1日も早く日本の為に解散して貰わないと国が崩壊してしまいます」

 「週の半分は仲間内で会食。しかもその時間が仕事をしているよりもはるかに長い。新聞、テレビは麻生氏のバー通いを散々非難していましたが、それとは比べ物にならないほど遊び歩いていますが、報道しないのですか?『政権交代』などと大衆をあおり、やらせてみたら、していることは日本の国益を損なうことだけではないですか。今後、民主党所属だった議員には絶対に投票しません。前総理、現総理の落選を見てみたいですね」

 「先に掲げたマニフェストが遂行できない状況、現状で遂行できるよう変更したマニフェストを提示して国民に再度問うべき。マニフェストはウソとは言わないが、約束したことができないならば、できない理由とできることを国民に提示し審判を受ける義務が民主党にはある」

 「政権交代から1年。政権運営は出来ず、外交も内政もメチャクチャ。掲げた公約も反故にするだけでなく普天間問題など以前より事態は悪くなっている。野党時代、当時の政権にさんざん解散を求めていたが、その頃よりもっと状況は悪い。政権担当能力がないのだから、さっさと衆院を解散し総選挙するべき。石にかじりついていれば日本はどんどんダメになる」

 「これ以上、日本を世界の笑いものにしないで」

 「党内対立を孕んだ今の内閣では、改造・連立などは根本的な解決にならない。現状のまま予算を編成しても官僚の案を丸呑みになるのは目に見えている。従って早期に解散すべき」

 「外交が全く出来ていない。国家の安全が脅かされる。バラマキ政策ばかりで努力した人が報われず、何もしない人に国が金をバラマキ、働く事の重要性が失われる」

 「マニフェストといって色々耳障りのいい事を並べたのに、何もなしていない上に尖閣諸島問題等で日本を危機にさらしている。のこっている意味が無いでしょう。というか残ってもらったら困ります」

 「クリーン、開かれた政治、民意・・・野党時代に言ってきたことと、政権の座についてからのギャップが酷すぎる。選挙に勝ちさえすれば何をやっても許されると言わんばかりの傲慢さ。そもそも、あのマニフェスト選挙じたいが詐欺みたいなもの。世論調査で9割の国民が外交・安全保障について不安を感じると答えるような政権に、その他の問題を解決できるはずがない。すべては先ず国があってのことだからだ。デタラメな国歌観が露呈した民主党に、もうこれ以上日本を任せてはいられない。連立だの内閣改造だの小手先でどうこうするレベルではない。民主党にNOだ!」

 「内閣改造にしろ内閣総辞職にしろ、ポスト菅と考えられる岡田幹事長、前原外相、野田財務相にしろ、結局、民主党政権である限り、売りにできるのは『脱小沢』くらいでしょう。どうしたところで閉塞感しかないわけだからさっさと解散総選挙をして国民の審判を受けるべき」

 「この半年、全くの無策で終始。国益・国力が著しく損なわれた。一刻も早く、解散・総選挙を行い、政治の一新を図ってもらうしかない。民主党には、政権担当の能力・資質を持った人間はまだ育っていない。下野して、体制整備・人材養成を行い再出発してもらうほかない」

 「民主党政権には『国家』観がない。国家、国民を守る気概が全くない。政治責任もとらない。民主党政権には何一つ期待していない。即刻衆議院を解散して総選挙を望む」

 「散々自民党時代に民主党が言っていたことを実行してもらうだけのこと」

 「短期間の間に、あまりにも不手際と不祥事が多すぎる。加えて、国会討論においての答弁からも、政策はかなりの部分がいい加減であり、将来をきちんと見越しての内容とはとても思えない。思想云々はさておいても、現与党はあまりにも運営に無知無策な人が多すぎる。それをごまかしながら答弁していくのがまるわかりなので、残念ながら非常に信用がしにくいと思えてしまう」

 「最近新しい議員や候補者のポスターが街で目に付くようになってきました。これはもしかして選挙が近いってことを示しているのかとおもわないでもないです。であれば、できることなら衆議院の解散総選挙がいいかと。この時代に、あまりにも国益にダメージをくわえ続ける政権はいい加減退陣してもらわないと。そして、そういった政権を生み出した与党の各議員の責任も問われないとおかしいと感じます」

 「現内閣のていたらくで、普天間基地移設問題やTPP参加問題はどうなってしまうのか、と心配です。結果責任という意味において、この内閣ではこの2つの課題はクリアできないのないでしょうか」

 「昔、この程度の国民にはこの程度の政治家、と言った政治家もいましたね。そういう部分は確かにあるでしょうが、それにしても今の政権はひどい、ひどすぎると率直にそう感じます」

 「大臣が絆創膏を貼ってきただけで、その任命責任まで声高に叫んだのは何処のどいつでしたっけ。バカテレビなども同類ですね」

 「国民の一人ひとりが日常生活において私益を追求するのは当然だと思います。ただ、それを超えて『公』のために動くこともまた当然あるはずで、政治家のメッセージ、言葉は本来、そうした部分に届くようであってほしいと思うのです。現在は、それどころか、もう何を言っても信用されないという惨状ですが」

 「政権のほころびを取り繕うことばかりに執着し、政界トップとしての自信と誇りを感じさせない菅直人首相は、政権の行く末をどう考えているのかな、と思う。支持率が20%台に落ち込んだ体たらくは、何よりも首相その人の政治的能力に帰する。閣僚の失言問題にしても、任命権者は、誰であろう首相その人ではないか」

 「失言大臣は即行でドンドン入れ替えて民主党政権の維持を求めます。金権政治でお馴染みの自民党が息を吹きかえす事のない様考えて下さい」

 「菅直人を始めとする『脱小沢』だけで成り立ってきた現執行部に政権担当は無理。政治のプロであり政権交代の立役者でもある小沢一郎中心の『救国内閣』を望む」

 「菅内閣では国益を大きく失い、国民生活も良くならない。民主党で一番『見識と能力』のある小沢氏に期待したい」

 「何もできない。小沢問題なんかさっさとけりつけて、国の政策を遂行しなくちゃならない非常事態時なのに。何もかも出たとこ勝負で、方向性がまったくない。尖閣問題も円高も北朝鮮問題も何も手を打つことなく結局見ているだけ。元凶は管さんの頭の悪さと国のトップとしての意識のなさ、そもそもの資質に欠ける。このままだと国が滅ぶな」

 「今の与党は既に政府として機能していない。法案の制定もままならないばかりか、いわゆる売国法案ばかり強行採決している現状からして、日本国民の為の政党とは最早言えない。このままこの政党が続けば日本は沈み行くだろう。その前に一刻も早く内閣総辞職していただきたいと思います」

 「内閣総辞職して次の内閣は共産党にさせるべき。民主も自民も目クソ、鼻クソで大差ない。唯一筋が通っているのは共産党だけだと思う」

 「解散・総選挙は国のためにならない。日本にはまだ小沢主導の政治が残されている」

 「政権を維持しなければ、経済や社会保障など火急の政策が進まない」

 多くの方から貴重な意見を寄せていただきました。ありがとうございます。

 アンケートの結果は、「衆院解散、総選挙」を選んだ方が全体の88.8%に達し、圧倒多数となりました。「内閣改造」や「連立のパートナーを模索」はいずれも少数でした。

 菅内閣の場当たり的な対応が「内憂外患」を招いているにもかかわらず、民主党内では小沢元代表の衆院政治倫理審査会(政倫審)への招致問題を火種に内部抗争が激しさを増しています。

 菅内閣の支持率低下は、先述した外交問題や閣僚の不用意発言など、さまざまな要因が重なったものですが、国会運営の危うさは参院での「ねじれ」に起因します。参議院で過半数に満たない与党は、早晩窮地に追い込まれるためです。

 3年前の自公政権下、与党は衆議院の3分の2を超える議席を占める一方、参議院では民主が第1党という「ねじれ」が生じ、福田内閣は"八方塞がり"の状況となりました。当時、民主党の代表だった小沢氏は、福田首相が働きかけた「大連立」に合意したものの、民主党内で猛反対があり、大連立は実現しませんでした。

 現在の状況を踏まえれば、菅内閣が解散、総選挙に踏み切った場合、衆議院で300を超える与党の議席が激減することは避けられません。実際には公明党などとの連立による「ねじれ」の解消が現実的な選択肢になります。

 それでも、新たな連立の実現は容易でなく、"ポスト菅"がいずれ現実味を帯びてくることは避けられない情勢です。

 今週の「365アンケート」は、12月13日からの1週間、「斎藤佑樹投手は来シーズン何勝できると思いますか?」のテーマで実施しています。ぜひ、ご参加ください。

※このWebアンケートは統計手法に基づくものではありません。そのため、集計結果は必ずしも世論を反映した内容になるとは限りません。


現在実施中のアンケート
http://www.hokkaido-365.com/news/2010/12/post-1496.html

アンケート投票画面
https://www.crossmedia-hd.co.jp/cgi-bin/hokkaido-365/enquete/form.cgi

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.hokkaido-365.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/3447

ニュース北海道のローカルニュースを発信する情報サイト