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民主党は13日午後に役員会を開き、小沢一郎元代表(68)の衆院政治倫理審査会招致問題について、今後の対応を岡田克也幹事長(57)に一任することを決定した。岡田氏は小沢氏と近く会談したい考え。しかし本来は招致議決に踏み切る方向で意見集約するはずが、「一任」の意味すら曖昧で、執行部は“腰砕け”の形となった。一方で小沢氏に近い議員らは執行部への反発をさらに強め、事態が一層混迷しただけの一日だった。
政局だ、Xデーだと大騒ぎしたわりには、何もなかった。役員会後の記者会見で、岡田氏は「幹事長に一任するということになりました」と切り出した。〈1〉小沢氏に、政倫審に自ら出席して説明してほしい〈2〉出席がかなわない場合、党で出席を決めなければならなくなる―。以上を前提に、岡田氏が小沢氏と話し合うことになったという。
会見場は「?」に包まれた。小沢氏に会ってもらえるのか。会えたとして、小沢氏が政倫審出席を拒んだら?といった難題への解決策は示されず、岡田氏は「仮定の質問には答えられない」と繰り返した。「結局、話は進まなかったのでは」との質問には「勝手な解釈」と反発した。
岡田氏は役員会で、招致議決の方針を決定する考えだったはず。小沢氏支持派の予想以上の反発に、方針決定を見送った形だ。役員会では多数決もとらなかった。岡田氏は午前、小沢氏に近い輿石東参院会長(74)と国会内で協議したが、物別れに終わっていた。
岡田氏は「政争ではない」「亀裂はない」「(小沢氏への離党勧告は)想定していない」と強調したが、小沢系議員は朝から会合を連発。谷亮子参院議員(35)ら約30人が「決議文」を手に、党本部の岡田氏に直談判した。文書には茨城県議選の惨敗や内閣支持率の低下は、小沢氏の政治とカネの問題ではなく「菅内閣の様々な失政や閣僚の失言によるもの」で、岡田氏らに「猛省を促す」と記された。怒号が部屋の外にまで聞こえた会談の終盤、笑顔になった岡田氏に対し「笑ってる場合じゃない」の叱責の声も飛んだという。
役員会後、小沢系の議員らは「一任って、何をどう一任するのか」と首をひねりつつも、怒りは収まらない。執行部の党運営が強引だとして、両院議員総会開催を求める署名活動を開始した。
岡田氏は小沢氏に一両日中の会談を申し入れた。小沢氏側は近く返事をすると伝えたが、具体的な日程は見えていない。菅直人首相(64)は小沢氏の政倫審出席を「本人にとってもよいのではないか」と、まるで人ごと。執行部の無能ぶりと党内のゴタゴタが露呈しただけで、いいとこなしの展開だった。
(2010年12月14日06時01分 スポーツ報知)
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