イタリアの下院で、ベルルスコーニ内閣に対する不信任案が否決されました。しかし、その差はわずか3票。ローマでは怒った学生らが暴徒化し、警官隊と衝突しました。
ローマでは、不信任案の否決に怒った学生ら数百人が石を投げたり車に放火するなど暴徒化し、市内は大混乱となりました。警官隊との衝突で、少なくとも20人がけがをしたということです。内閣不信任案が可決されれば、内閣総辞職に追い込まれる可能性がありましたが、ベルルスコーニ首相は土壇場で危機を乗り切った形です。しかし、相次ぐ女性スキャンダルや失言に支持率は急落していて、今後も厳しい政権運営を迫られそうです。