イタリア下院の内閣不信任案否決に反発した学生らがデモ 一部暴徒化、負傷者も
イタリア下院は14日、ベルルスコーニ内閣に対する内閣不信任案をわずか3票というきん差で否決し、これに反発した学生らがデモを行い、一部が暴徒化して負傷者が出た。
ベルルスコーニ首相は、贈収賄や買春疑惑など、相次ぐスキャンダルで支持率が低下し、11月、野党側が内閣不信任決議案を提出していた。
下院の採決では、賛成311、反対314と、わずか3票のきん差で否決され、内閣総辞職という事態は回避された。
首都ローマの中心部では、反発した学生らがデモを行い、一部が暴徒化して、少なくとも20人が負傷した。
(12/15 12:40)