2010年12月16日20時2分
仙谷由人官房長官は16日の記者会見で、菅直人首相が指導力を発揮した政治課題について、14分間かけて約30項目の事例を紹介した。仙谷氏は前日の会見で具体例を問われ、「突如そういう質問を受けても……。明日までに思い出しておく。相当あったと思う」と口ごもった。
首相は低迷する内閣支持率を意識してか、最近は自身の指導力を強調。13日には法人税5%引き下げ、15日には諫早湾干拓事業をめぐる福岡高裁判決の上告断念方針を、自ら記者団に表明している。仙谷氏はこれらに加え、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)への参加検討などを挙げ、「リーダーシップ」という言葉を16回繰り返し、首相の指導力を称賛していた。
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