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消費者庁、サトウキビ原料に表記限定 ビートで「黒糖」はダメ 網走の会社困惑

(12/19 13:16)

テン菜を使った「北の黒糖」を原料にした菓子。「黒糖」の名称が使われている

テン菜を使った「北の黒糖」を原料にした菓子。「黒糖」の名称が使われている

 【網走】道産テン菜を原料にした未精製糖や加工品を、網走市の食品会社「北海道ビート黒糖」(鈴木ひろみ社長)が「黒糖」の名前を付けて製造・販売していることに対し、消費者庁が「黒糖の原料はサトウキビに限る」として、名称変更を求めている。同社は「『黒糖』の名称で親しまれてきたのに」と困惑している。

 同社は2年前からビートの未精製糖やシロップを「北の黒糖」として製造・販売。ビート黒糖が原料の一口サイズの菓子「北の黒糖 天才ビートくん」は、空港の土産物店や北海道の物産展でも扱われている。また網走市内の食品製造業者はビート黒糖を原料にしょうゆやようかんなどを商品化、いずれも黒糖の名前を付けている。

 ところが今年11月、消費者庁は「サトウキビ原料以外の黒糖表示は基準に抵触する」との見解を同社に伝え、名称変更を求めてきた。同庁は加工食品品質表示基準一部改正に伴い、黒糖を「サトウキビの搾り汁を煮沸、濃縮し固形化したもの」と定義し、本年度末にも品質表示基準に追加する見通し。今回の名称変更の要請は、これに伴うものだという。

<北海道新聞12月19日朝刊掲載>

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