マイケル・ジャクソン死去に思う
今朝、カーナビでTVを見ている時にこの事実を知った。
最初は心肺停止とのニュースだった。私も亡くなるとは予想せず、それを受け止められた。
しかしそれから数分、「死亡」とのニュースに変わった。
それを聞いた時、私は鳥肌が立った。あまりに突然で、あまりに大きな存在だったから。
偉大なアーティストがまたこの世を去った。天賦の才には、苦悩がつきものである。
神様は彼に音楽の才能を与え、彼もまた駆け抜けるように生きた。
そして天使はマイケルを天国に連れて帰った。世の中を妙なる調べで満たして…
若い時からマイケルの曲をずっと聴いてきた。今日もipodで彼の曲をずっと聴いていた。
様々なスキャンダルは確かにあった。けれど、彼の生涯を考えると胸が締め付けれられる。
幼少期に形成されたコンプレックス。虚栄を身にまとって、彼は疲れ果てたのだと思う。
今はただ、故人を偲んで…ひとつたしかなのは、マイケル・ジャクソンは間違いなく天才だった。
その音楽はブラックミュージックやヒップホップといったジャンルを超越し、
音楽という表現の極致、至高のエンターテイメントであった。
宇宙人が地球に来訪したら、マイケルの曲を聴かせるべきだ。そしたらその文化の高さに驚くだろう。
遠い未来にこの時代を総括するとしたら、ビートルズやプレスリーと共に、マイケルが生きた時代。
そんな表現がされるかもしれない。もっと、もっと、世界を音楽で包み込んで欲しかった。
しかし、腹が立ったことがある。
報道ステーションを見ていたら、古館とやらがなにやら語っていた。
マイケルのトピックも、「80年代の象徴」となっていた。
アメリカの繁栄と共に栄え、アメリカの崩壊と共に亡くなったとか。
隣にいた評論家も、マイケルを「中年の星」だと形容し、古館も感心しきりだった。
おまえら、なんにもわかってない!
音楽をね、そんな卑しいもので語るなよ!
アーティストへの送別はね、ただその音楽を聴けばいいんだよ!
屁理屈ごねてんじゃねぇよ!
最後に、マイケル・ジャクソンのご冥福を祈りたい。
しかし、彼は永遠に生き続けるだろう。数々の名曲達が、マイケルの魂そのものなのだから。合掌。
|