滋賀・守山で殺人事件　まさかこんなことが…　静かな住宅街に衝撃

　「なぜ、ここで…」。慌ただしくなりつつある年末の静かな住宅地に衝撃が走った。守山市岡町のアパートで１７日深夜、女性が遺体で見つかった事件。県警は１８日、殺人事件と断定し、捜査を始めた。近所に住む人たちは、突然の惨事に驚きを隠せなかったが、アパートの住人と交流はなく、何が起きたのか、いぶかしむ声がもれた。

　アパートの周辺は、１８日未明から慌ただしくなり、捜査員らがアパートの周囲をテープで仕切り、遺体が見つかった部屋を捜索。さらに１８日午前には、大勢の捜査員が、アパート周辺の側溝や草むらで凶器などを探した。

　近くの民家に住む４０代の看護助手の女性は「こんなことがあるなんて物騒」と怖がり、「アパートの住人とたまにすれ違うことはあるが、あいさつなどはしない」と打ち明けた。

　また、近くの別アパートに住む主婦（７０）は「テレビを見て事件を知り、びっくりした。このあたりは何にもないところ。『まさか』という感じです。アパートにはどんな人が住んでいるかはわかりません」と話した。

　一方、殺害された草津市大路の家事手伝い、奥村尚代さん（２４）の近所でも悲しみの声があがった。

　近くに住む女性（７０）は「最近は見かけないが、服装は普通で、いまどきの若い女の子だった」と振り返り、「殺人事件が起きたときいて、体の震えがとまらない。若いのにかわいそうだ」と惜しんだ。

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