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元サブマネ佐藤“アッコ魂”で日本一

 Sフライ級の決戦を前に互いの健闘を誓う佐藤宗史(左)と田中裕士=後楽園ホール(撮影・出月俊成)
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 Sフライ級の決戦を前に互いの健闘を誓う佐藤宗史(左)と田中裕士=後楽園ホール(撮影・出月俊成)

 「ボクシング全日本新人王決定戦」(19日、後楽園ホール)

 前日計量が18日、後楽園ホール展示会場で行われ、12階級24選手が規定体重をクリアした。Sフライ級は、歌手和田アキ子(60)の元サブマネジャー、佐藤宗史(29)=石神井S=が、西軍代表戦MVPの田中裕士(19)=畑中=との全勝対決にKO決着を宣言した。東軍の角海老宝石と西軍のFUKUOKAはそれぞれ3選手を送り込み、20年ぶりとなる同一ジムによる同時3階級制覇を狙う。

  ◇  ◇

 佐藤が“アッコ魂”で日本一へアタックする。田中と初顔合わせした計量は、52・0キロでパス。「イケメンですね。殴りがいがある」と、10歳年下の“西の大将”を上から目線で威嚇した。

 和田アキ子の元サブマネジャーという“肩書”も追い風となって全日本の舞台に躍り出た。東日本決勝では、ホリプロ応援団がアッコの等身大パネルを持ち込んだ。今回は和田自身がテレビ番組で「応援に行く」と公言。佐藤は「芸能界は年末は忙しい。連絡もないし、多分来ないでしょう。来るならお忍びで来てほしい。厳しくしてもらったし、違う要素が入ってしまう」と恐縮しきりだ。

 東日本の頂点を射止めた際は、勤め先のコンビニでも新聞が売り切れた。「お客さんも知っていて、サインを頼まれて3枚ぐらい書きました」と、本人も反響の大きさに驚きを隠せない。「電話がいっぱいかかってきた。激励のポスターも作ってもらった」。郷里の秋田からも、10年来会ってない友人が連絡を入れてきたそうで「気合が入った」と武者震い。当日は約100人の応援団が集結する。

 大一番へ、角海老宝石ジムに出げいこしてスパーリング。10キロの減量も克服した。「全日本を取って初めてスタート」と、気を引き締めながら頂点を目指す。

(2010年12月18日)

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