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ムニョス宣言「興毅には100%勝つ」

 KO勝利でベルト奪取を宣言したムニョス=成田空港
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 KO勝利でベルト奪取を宣言したムニョス=成田空港

 「WBA世界バンタム級王座決定戦」(26日、さいたまSA)

 世界2階級制覇を狙うアレクサンデル・ムニョス(ベネズエラ)が18日、成田着の航空機で来日し、KOでの王座奪取を公約した。フライ級から2階級上げてきた亀田興毅(亀田)に対し、パワーに絶対の自信を見せた。過去7度の日本人選手との対戦で全勝を誇る日本人キラー。かつてのSフライ級から1階級上げ、パワーアップしたベネズエラの怪物が、強打でキャンバスに沈める。

  ◇  ◇

 約2年ぶりに来日したムニョスは、自信に満ちあふれていた。今タイトル戦は王座決定戦で、立場は興毅と同じ“挑戦者”だが、口調は王者そのものだった。「亀田にはKOで勝つ。100%KOで勝つよ」。時折、笑顔を交え、余裕たっぷりの表情は勝利を確信していた。

 これまで7度、日本人選手と対戦し全勝している実績が、自信につながっている。「まだ、日本で一度も負けたことがない。だから今回も勝つ。今まで日本でやってきた試合の中で最高の試合をして勝つ。それだけの練習はやってきた」。順調な仕上がりぶりをアピールした。

 興毅が2階級上げての飛び級でバンタム級に挑戦することに関して、ムニョスは「2つ階級を上げるのは厳しい」と指摘する一方で、「私は、いろいろな階級で戦ってきたから今回は何も問題はない」と言い切った。ベネズエラでサウスポーとスパーリングを重ね、対策は万全だ。

 3人の息子の存在がモチベーションになっている。これまで2本の世界ベルトを獲得し、長男と次男にそれぞれベルトをプレゼントした。今回は、今年3月に誕生した三男エロイ君(9カ月)にベルトをプレゼントする予定で、「息子のためにもKOして勝つ」と意気込んだ。

 体重は55キロ台をキープしており、リミットの53・5キロまであと約2キロ。7度の来日のうち2試合が1月だったため、日本の冬にも慣れている。「亀田は特別印象にない。私に勝てるわけがない」。どこまでも強気な元王者に、もはや興毅は眼中にない様子だった。

(2010年12月18日)

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